カフェ・喫茶店の開業、運営ノウハウを発信

カフェの開業から経営まで!カフェを成功させるための勉強方法

開業方法・準備資格

カフェを開業するためには様々な知識が必要です。

コーヒーの種類やいれ方についてはもちろん、フードメニューや接客術、経営、税金など、覚えるべきことはたくさんあります。

「勉強しようとは思っているけど、何をどのように勉強すれば良いのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、カフェ開業に必要な知識の勉強方法について解説していきます。

これからカフェ開業を目指す方にとって役立つ内容となっているため、ぜひ参考にしてみてください。

開業前の準備からできる勉強

こちらでカフェの開業前に知っておくべき知識について紹介します。

カフェの営業が始まってからは勉強時間を確保しにくくなるので、開業前からしっかりと知識を蓄えておきましょう。

◆経営術

開業したカフェを続けていくためには経営の知識が必須となります。

飲食業界は非常に競争の激しい業界です。ライバル店舗も多く、初期投資に多くの費用がかかることから資金繰りも難しいとされています。

そんな飲食業界で生き残っていくためには、正しい経営の知識を身につけることが重要といえるでしょう。

どんなに美味しいコーヒーをいれることができたとしても、集客の知識がなければお店に顧客を呼ぶことは難しく、利益率の低い商品ばかりを提供していると、お店は長く持ちません。

しっかりと原価の計算や集客の方法、宣伝広告や資金繰りなどを勉強すれば、盤石な経営基盤を構築することができ、厳しい飲食業界で生き残っていくことができるでしょう。

◆調理技術

カフェではコーヒーのほか、フードメニューを提供することも多いでしょう。

カフェで美味しいフードメニューを提供できるようになるためにも、調理技術を身につけることが重要です。

カフェはコーヒーを飲むところですが、店舗によってはフードメニューを目玉商品として打ち出しているところもあります。

女性に人気が出るようなSNS映えするスイーツや、ビジネスマンを狙ったお得なランチ定食など、ターゲット顧客に合わせたフードメニューはカフェの集客手段としても役立つでしょう。

どんな食事をカフェで提供したいのかを考え、それに向けた料理の練習を開業前から行うことをおすすめします。

調理技術は自分で料理を練習するほか、飲食店で実際に働くことで経験を積む方法があります。

◆計画の立て方

カフェの開業や経営をうまく進められるかどうかは、上手な計画を立てられるかがキーポイントです。

カフェ開業のために融資を受ける際には、「事業計画書」の提出が必要となります。

事業計画書とはその名の通り、カフェをどのように開業し、どのように経営していくかを書き記したものです。

カフェの経営には経営計画のほか、融資の返済計画、人材マネジメント、商品開発なども必要となります。

また、開業に必要な許可や資格が、計画通りに取得できなかったというケースも少なくありません。

カフェの開業は細かな計画の積み重ねが必要となるため、計画の立て方を開業前に身につけておくことをおすすめします。

計画を立てるときのひとつのコツは、とにかく逆算を意識することです。

いつまでに行うかという目標を決め、そのためには何が必要でどんな行動をすべきなのかを洗い出すようにしましょう。

開業・経営の勉強方法

ここでは開業や経営のための勉強方法について紹介します。

カフェ開業初心者の方は、書籍やスクールを利用してまずは基礎知識について学びましょう。

◆本を読む

カフェの基礎知識を身につけるには、まず本を読むことをおすすめします。

本屋に行けばカフェ経営に関する書籍や、飲食店経営のハウツー本が豊富にあるので、誰でも本を使って勉強することは可能です。

本の内容としては、まず初めに「開業までの手順」がわかるものから読み始めると良いでしょう。開業までの全体像を掴むことができれば、やるべきことを順序立ててリストアップすることが可能です。

その次に「売上をアップさせる方法」「集客のコツ」など具体的な経営ノウハウを身につけていきましょう。

コーヒーや料理などカフェで提供するメニューに関する勉強も、本を使って学ぶことができます。また、簿記や税金などの本が1冊あると、詳しく知りたいときすぐに活用できるので便利です。

◆スクール・講座を利用する

本格的なカフェ経営の勉強をしたいという方は、スクールや講座を受講することをおすすめします。

スクールや講座を受講するメリットは、カフェ開業に必要な知識を体系立てて学べるところです。カフェ開業のプロから学ぶことで、開業のために本当に必要な知識を身につけることができます。

もうひとつの大きなポイントが、カフェ開業を目指す仲間たちとの出会いです。スクールや講座にはカフェや飲食店の開業を考えている人たちが集まるので、同じ立場の人たちと交流が生まれます。

ここでカフェ開業に関係する人脈を作っておけば、開業に際して困りごとが出てきたときに相談することができるでしょう。同じ目標を持った仲間がいることは、非常に心強いことです。

スクールや講座を受講するデメリットとしては、費用がかかる点が挙げられます。

講座の日数や内容にもよりますが、受講には数万~数十万円単位の費用が必要です。カフェ開業そのものにも費用はかかるので、勉強代としてどのくらいの費用がかけられるのかは事前に計算しておきましょう。

資格を取得するための勉強方法は?

カフェの経営に役立つ資格はいくつかあります。開業するために必須の資格や、持っておくと便利な資格まで、その種類は様々です。 ここではその一部の資格について取得するための勉強方法を解説します。

◆食品衛生責任者

カフェの経営に必須の資格が「食品衛生責任者」です。

飲食店を経営するにあたって、営業施設ごとに食品衛生責任者の資格を持った従業員が1人以上在籍していなければ、開業することができません。

食品衛生責任者の資格は、各都道府県が開催する講座を受講することで取得できます。資格取得のための試験はないので、独学で勉強する必要は特にありません。

ただし、食品の衛生管理や調理器具の安全な扱い方は大事な知識なので、講座の内容はしっかりと復習して理解しましょう。

◆簿記の資格

カフェの経営において、簿記の知識は非常に役立ちます。

日頃の売上管理や、原価率の計算、利益と損失の管理など、これらを行っていくには簿記の知識が必要です。そのため、飲食店経営者は早いうちから簿記の勉強をしておくと良いでしょう。

簿記の資格で最も有名なのが「日商簿記検定」です。1~3級、簿記初級、原価計算初級のレベルが用意されていますが、2級以上はやや高度な知識が求められるので、まずは3級取得を目指すことをおすすめします。

簿記の勉強は独学や通信講座を使って行うことが可能です。

簿記は一般教養として多くの人が勉強しているので、書籍やネットの情報などが豊富にあります。独学で勉強をするのなら1冊本を購入し、わからないところはネットで検索する勉強法を取ると良いでしょう。

通信講座を利用すれば、資格取得に向けたより実践的な簿記の勉強ができます。学習計画が立てられるので効率的に勉強ができ、講師に質問ができる点がメリットです。

その一方で、費用がかかるところは通信講座のデメリットといえるでしょう。カフェ開業にはほかにも多くの費用がかかるので、まずは独学で始めてみることをおすすめします。

◆コーヒー系の資格

美味しいコーヒーを提供する店舗の証しとして、コーヒー系の資格を取得することもひとつの経営戦略です。

「コーヒーマイスター」や「JBAバリスタライセンス」などの資格を取得することで、カフェやサービスマンとしての権威付けができるので、お客様に期待や安心感を抱かせることができます。

お店のPRやメニュー表記では「今月のコーヒーマイスターおすすめコーヒー」「バリスタが提供する挽きたてのコーヒー」などと、専門性をアピールすることが可能です。

コーヒー系の資格取得の流れは一般的に、認定資格の講座を受けたのちに試験を受けるという形になります。コーヒーの勉強を独学で進めておけば、試験に合格する確率は高くなるでしょう。

コーヒー系の資格は、筆記試験に加えて実技試験を設けている資格もあります。勉強法としては書籍で基礎知識を学び、アルバイトなどを通じて技術的な経験を積む方法がおすすめです。

コーヒー系の資格は講座と認定試験を受けるために費用がかかります。コーヒーの資格を取ることはカフェのブランディングにも繋がるため、経営戦略として資格取得を目指しても良いでしょう。

まとめ

カフェ開業にはコーヒーの知識だけでなく、損益の管理や集客、税金対策など様々な知識が求められます。

これらの知識がない状態でカフェを始めると、開業の出だしから経営が行き詰まってしまう恐れがあるでしょう。

カフェの開業や経営の勉強は、書籍を使ったりスクールや通信講座を受けたりすることで気軽に始めることができます。

スムーズかつ健全なカフェ開業をするためにも、早いうちからコツコツと知識を蓄えていきましょう。

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