情熱を世界へ、感動を未来へ。

　当社は、1920年（大正9年）の創業以来、「コーヒーを究めよう お客様を見つめよう そして心にゆたかさをもたらすコーヒー文化を築いていこう」という企業理念のもと、日本におけるコーヒーのリーディングカンパニーとして、世界基準の高い品質と時代の求めるおいしさを常に探究し、コーヒーの持つ可能性を広げ続けてまいりました。

　おかげさまで2020年8月、キーコーヒーは創業100周年を迎えました。これもひとえに、皆さまのご支援の賜物で あり、深く感謝申し上げます。

　創業時の日本においてコーヒーは、一般向きの商品とは言い難い、憧れの存在でありました。私たちは、コーヒーのある豊かな暮らしを誰もが享受できる社会を目指し、農園や豆の選定からブレンド、焙煎、流通、開発、 教育に至るまでそのすべてに情熱を注ぎ、コーヒーに携わるすべての人々と時には国を越えて手を取り合いながら、コーヒーの新しい価値を常に創造してきました。

　100年の月日が経ち、日本でコーヒーが身近に感じられるようになったいま、今度はその存在を守り繋ぐこと、そして日本だけでなく世界中に感動を与える、さらなる一杯を追い求めてゆくことが、私たちの次なる使命です。

　例えば、地球全体が直面する気候変動問題にも屈しない品種の発掘活動に参画したり、コーヒー豆そのものの品質を向上させる世界初の精選技術を開発したりするなど、日本を代表する総合コーヒーメーカーだからこそ担える責務を全うし、コーヒーが世界を舞台により一層の進化を遂げられるよう取り組んでまいります。

　誰もがコーヒーを楽しめる世界、そしておいしいコーヒーに出会う感動を絶えず提供していくために、これからも私たちは「コーヒーという情熱」を胸に挑み続けます。