カフェの開業を準備!カフェ開業の準備リストとスケジュールに注目してみよう
カフェをオープンするには多くの準備が必要です。
一口に準備といっても、物件の選定から椅子や机、調理器具の調達、さらには広報活動まで含まれます。
開業後のスタートダッシュで失敗しないためにも、これらの必要な物を事前にしっかり準備しておくことが大切です。
しかし、開業すると決めてから実際に開業するまでには、多くの準備が必要なので、勉強していても見落としてしまう項目もあるでしょう。
そこで今回の記事では開業前に必要な準備品と、何を意識してそれらを準備していく必要があるかについて焦点をあててご紹介します。
カフェ開業のための準備リストをチェックしよう
まずは大きなものからご紹介します。これらは事業の運営にも多大な影響があるので、しっかりと考えて準備しましょう。
◆店名
営業許可申請を出す際にも店名は必要になります。
準備をする段階であれば、オープンしたいカフェのコンセプトは決まっていると思いますので、それに合う素敵な名前を考えましょう。
看板を立てる際にも広告を打つ際にも、お店の顔となってくれるので疎かにはしない方が懸命です。
お客様の中には店名の由来を尋ねてくる方もいらっしゃいますので、響きだけではなくしっかりと意味も通っている名前だとなお良いですね。
◆メニュー
名前がお店の顔ならメニューはお店の要となります。
たとえどんなに素敵な外観で素敵な名前、素敵な雰囲気を演出できてもメニューに力がなければお店が栄えるのは途端に難しくなるでしょう。
開店するまでにコンセプトに沿ってお客様を想像し、看板メニューとして強調し、打ち出せるメニューを考えて用意しておく必要があります。
料理の考案だけではなく、メニュー表もこだわって用意することで、お客様が注文しやすくなるでしょう。
◆物件・不動産
店名やメニューを考えながら物件探しもしていく必要があります。
というのも、希望の価格帯やイメージ、立地の条件が整った物件が探し始めてすぐに見つかることは極めて稀だからです。
メニューや名前、備品等は後から変えることもできますが、物件を変えるとなるとかなりの労力もお金も必要となるので、妥協はしたくないところです。
オープンしたい時期が決まっているとしたら、尚更早い段階から探し始めて、心の余裕を持って物件探しにあたりましょう。
オープン時期が決まっているのにギリギリで探し始めてしまうと、焦ってしまってコンセプトと離れた物件を契約してしまうなんてことにもなりかねません。
物件探しにかかる時間はどんなに短くても1ヶ月、長くて半年~1年はかかると考えて行動していくと安心です。
特に家賃と立地条件のバランスに関しては、利益に直結する部分なのできっちり計算して考慮する必要があります。
中途半端な状態で契約してしまうことがないよう、早め早めに探し始めてきちんと納得できる条件の契約をするのが懸命です。
店舗に必要な物リスト
それでは細かく用意する必要がある物についてご紹介します。
あくまで一例ですので、自身のお店のメニューやコンセプト次第では、ここでご紹介した内容よりも多くの物が欲しくなるかもしれませんし、逆に要らない物もあるかもしれません。
ひとまず参考程度に、どういった物を用意する必要があるのかチェックしておくと良いでしょう。
とはいえ物理的に大きい物から細かい物まで色々あります。
オープンしてから必需品がないことに気付くなんてことがないよう、大事な点から優先的にチェックしていきましょう。
◆設備・備品
まずは設備や備品を用意します。物の用意ではここが一番多くの物が必要で、かつお金もかかる部分となります。
しかし一度用意してしまえば運営していく上で買い換えるということは少ない物でもあるので、最初にきっちり揃えておきましょう。
お皿などの食器は、運用してみて足りなく感じたら後から増やしていくという方法も良いでしょう。
・バックヤードの設備
コーヒーメーカー
ジューサー
調理台
シンク
電子レンジ
コンロ(ガス/IH)
冷凍庫および冷蔵庫
製氷機
炊飯器
細かな調理器具(まな板、包丁、ナイフ、フライパン、鍋など)
食器棚
食器類(ソーサー、グラス、皿、スプーンなど)
電話やFAX など
・ホールの設備
音響
セキュリティシステム
カーテンやブラインド
看板
照明
テーブル
椅子
マット
傘立て
レジ用品(レジ、ロールペーパー、コイントレーなど)
オーダー用紙/オーダーシステム
電子決済システム
パソコンやタブレット
金庫
電卓
その他必要に応じて(新聞、雑誌、アート、POP) など
◆仕入れ
食材の仕入れです。コーヒー豆やパン、パスタ等、必要な物はメニューに応じて大きく変わってきます。
自身が考えたメニューを再確認し、どのような食材が必要か、どこからいくらで仕入れるのか、発注してから届くまでにどれくらいの日数が必要か等、確認しておきましょう。
ここでも特に重要なメニューから必要な物を確認しておくと良いでしょう。
サイドメニューであれば、食材を切らしてしまっても一時的に停止しておけば大丈夫ですが、メインメニューとなるとそうもいきません。在庫になってしまうリスクは計算しつつも、メインメニューを切らしてしまわないように用意しておくことをおすすめします。
発注や買い出しに行く時に何がないかチェックするためにも、それぞれ必要な物をリストアップしておくと便利かもしれません。
◆消耗品
消耗品はなくなり次第、継続的に仕入れる必要があります。
材料の仕入れと同様に、チェックするリストを作っておくと忘れることが減るでしょう。
洗剤
掃除用具
ゴミ箱
紙類(ペーパータオル、ナプキン、ティッシュなど)
コースター など
店舗の宣伝での準備は?
用意する物とは少し違いますが、事前の準備の1つとして宣伝活動も開業においてはとても大切です。
良いスタートを切るためにも、できるだけ色々な方法を使ってとにかく認知を獲得することが重要となってくるでしょう。
ここではアナログな方法とインターネットを使った方法の、大きく2つに分けてご紹介します。
◆看板・チラシ
まずはアナログな集客の方法です。
看板やチラシはインターネットと違って、検索しなくても日常の中で目にするので、全く認知がない状態からスタートするにはうってつけの方法となります。
足を運べそうな範囲の人に宣伝することができるという点も、アナログな宣伝を行うことのメリットといえます。
個人経営の場合はインターネット広告よりも、むしろこっちが本命の宣伝活動となるでしょう。
予算が用意できるのであれば、新聞の広告や駅の広告枠などを利用しても良いでしょう。
低予算で広告をしたい場合には、近所の人が集まる施設やお店にお願いして、ポスターを貼らせてもらうといった方法もあります。
何気なく目にするポスターからお店が気になるということは、みなさんの日常でもあるのではないでしょうか?
派手に目移りするインターネット広告もお店の認知を上げますが、アナログな宣伝方法も決して馬鹿にできませんので、利用することをしっかりと視野に入れて準備しましょう。
看板やチラシ、ポスターなどを作る際には自分で作るより、多少出費になったとしてもデザイナーに外注するというのもおすすめです。
思わず目を引く素敵なデザインに仕上げてもらうことができれば、その分集客力も飛躍的に向上します。
用意する物:
看板
チラシやポスター など
◆ホームページ・SNS
アナログな方法よりも前の段階から始めやすいのが、インターネットを利用した広告です。
ホームページを作成したり、TwitterやInstagramなどのSNSを通じて開業の流れやメニューの進捗などを共有したりすることができます。
アナログな広告の場合は開店シーズンに合わせて広告を打つ形になりますが、ホームページやSNSにはあまりお金がかからないこともあって、初期段階からコツコツと広告することができます。
特にSNSではメニューの考案中など、少し迷っている物があれば、お客様の反応を見ることもできるというのがアナログな広告にはない強みといえるでしょう。
より広く認知してもらうチャンスがある一方で、足を運べる範囲の人に十分に広告が打てるかといったらそういうわけでもないのが現実です。
個人経営レベルの店舗ビジネスの場合、必ず効果を上げられるものではありません。
特に費用のかかる物の場合は、費用対効果でマイナスになることも少なくないことを考慮して運用を検討する必要があります。
しかし足を運べる範囲のお客様が気になって調べた時に、何も情報が出てこないとそれが理由でせっかくのお客様が逃げてしまう原因にもなってしまいかねません。
簡単ないわゆるペライチでも、ホームページがあるだけでお店の信用獲得に繋がります。
ホームページ作成はデザイナーなどのプロと相談しながら作成し、SNS運用は自身でマメに行っていくのが良いでしょう。
用意する物(必要に応じて):
ホームページ
各SNSアカウント
綺麗な写真を撮るための機材や設備 など
まとめ
今回はカフェ開業にあたって用意する必要がある物について紹介しました。
店舗を作っていく上で開業までに用意する物は多岐にわたり、頭の中だけで完結するのは困難でしょう。
必要な物を忘れてしまわないよう、自身のお店に合わせた必要な物リストを作るなどして、管理していくことが大切です。
最初に一度気合いを入れて揃える必要はありますが、乗り切ってしまえば後に同じことをする必要はなくなります。
最初の1歩には大きな馬力が必要になるので、ここで頑張って乗り切っていきましょう。
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