カフェ・喫茶店の開業、運営ノウハウを発信

カフェのレイアウトはどう決める?間取りやキッチンのポイントも解説!

開業方法・準備運営ノウハウ

憧れのカフェ開業を実現する際、契約する物件と併せて重要なのがカフェの間取りやレイアウトです。おしゃれで見栄えのよいレイアウト、居心地のよい間取りでリピーターを増やすには、どんなポイントを押さえればよいのでしょうか。

ここでは、カフェのレイアウトを決める際のポイントやおすすめの間取り、キッチンのレイアウトの決め方などについて解説しています。インテリアに使えるアイテム例なども紹介していますので、カフェやキッチンのレイアウトを決める際や、物件を探す際の参考にしてください。

カフェのレイアウトを決める際のポイント

カフェのレイアウトを決める際に押さえたいポイントには、以下のようなものがあります。

コンセプトを決めておく

まずは、どのような雰囲気のカフェにしたいのか、ターゲットとなる客層や規模感などのコンセプトをしっかりと決めておくことが大切です。

例えば「親子連れでもゆったりとした時間が過ごせるカフェ」であれば、空間を広めに取る、大きなテーブル席を設けて、親子が並んで座れるソファを置くといったイメージができるでしょう。

「通勤途中や外出先でちょっと一息入れたい大人のためのカフェ」の場合は、カウンター席を多めに取ってテイクアウト専用の窓口も作る、入り口近くにコーヒーマシンを設置する、といったレイアウトが考えられます。

カフェのコンセプトがカチッと決まれば、理想のレイアウトや物件の間取りなども決めやすくなるでしょう。

テーブルとチェアのバランスを考える

レイアウトや間取りを決める際、テーブルとチェアのバランスを考えることも重要です。フードメニューにこだわり、品数を多く提供したい場合や、家族連れでの来客を想定する場合、大きめのテーブルが必要となります。

逆にコーヒーなどのドリンクメインや、テイクアウトメインのカフェにする場合、テーブルとチェアは小さめでも問題ないですが、座った時のテーブルの高さや座り心地は考慮したいところです。

収容人数を多くするためにテーブルを増やしたい場合、防火管理者の設置が必要になるかどうかも確認しておきます。

テーブルとチェアを並べた時に通り道が確保できているか、キッチンやゴミ置き場など、隠したい場所が目につくようなテーブルの配置になっていないかなどもチェックしましょう。

「このカフェならでは」な見せ場を作ろう

インテリアやカフェを飾るアイテムも、居心地のよいレイアウトに欠かせないものの1つです。絵画や花、おもちゃや本棚など、カフェのコンセプトやイメージを象徴するような見せ場となるエリアを作りましょう。撮影した時にSNS映えするように、角度や照明なども意識して配置を決めるとよいでしょう。

キッチンのレイアウトを決めるポイントは?

カフェのテーブル席だけでなく、コーヒーやメニューを提供するキッチン内のレイアウトを決めることも大切です。キッチンのレイアウトは、以下のポイントを参考に考えるとよいでしょう。

必要な設備をリストアップする

キッチンに置く予定の設備をリストアップしておきます。業務用冷蔵庫やシンク、食器棚やエスプレッソマシンなど、業務用機器は場所を取るものがたくさんあります。工夫して設置スペースを確保しないと、ストックやレジを置く場所に困ってしまう場合もあるでしょう。電気や電話線など、各種配線のチェックも忘れないようにします。

作業動線を考えて配置する

お客様を待たせることなくスムーズに注文を提供するためには、キッチン内の作業動線も考慮してレイアウトを決める必要があります。

豆を挽いて抽出し、コーヒーカップへ注ぐまでの作業が流れるように行える配置が理想です。キッチンスタッフが2人以上入る場合には、すれ違ったり入れ替わったりできるスペースがあるかも確認しましょう。

ゴミを捨てる場所やストックを取り出す場所なども、ちょっと変えるだけで作業効率が大きく変わる場合があります。注文を受けてから完成するまでの時間や、1時間に提供できるドリンクの数など、シミュレーションしながら考えていくとよいでしょう。

客席からの見え方を考える

キッチンの一部が客席から見える間取りの場合、パーテーションやカーテンなどで目隠しすることもできますが、キッチンをインテリアの一部と考え、あえて見せるような配置にするのも方法の1つです。目隠ししていても、ちょっとした瞬間に内部が見えてしまう可能性を考え、キッチンのレイアウトにも手を抜かないようにします。

清潔で機能的なキッチンで流れるようにコーヒーをいれる作業が見えると、お客様は安心とリラックスを感じることができるでしょう。

カフェ物件でおすすめの間取りは?

カフェの物件を決める際におすすめの間取りについて解説します。

1階の路面店

エレベーターや階段を使わないと入店できない店舗よりも、1階の路面店の方が集客力は高くなります。

テイクアウトメニューを提供する場合やスタンド形式のコーヒーショップ、規模の小さなカフェなどは、回転率を上げるためにも、1階の路面店を選んだ方がよいでしょう。

逆に広めの空間を取り、ゆったりとくつろいでもらうコンセプトの場合は、路面店にこだわらなくてもよい場合があります。

外から見て店内の様子がわかる

店舗の入り口に大きな窓やガラス製のドアがある、間口が広めに取ってあるなど、外から店内の様子が見えやすい方が、来店しやすい雰囲気になります。

ただし、窓やガラスのドアを設置していても店内が暗かったり、レイアウトが窮屈で雑然とした印象だったりすると、見えていても入りにくく逆効果になってしまうため注意が必要です。

店内が細く縦長の物件は狭く見えるため避けた方が無難ですが、隠れ家的なコンセプトなどであればうまく活かせる場合もあるでしょう。

お手洗いがある

カフェとして契約する物件内に共用トイレがあるかどうかは、特にチェックしておきたいところです。店内にお手洗いがない場合、1から作ろうとすると費用がかかる上に、お手洗い用のスペース分だけ客席も狭くなってしまいます。

お手洗いの有無で契約価格が異なる場合は、設置工事費用も考慮して検討するようにしましょう。

カフェのレイアウトを決めやすい間取り例

カフェのレイアウトの自由度が比較的高く、決めやすい間取りの例を以下にいくつか紹介しましょう。

正方形に近い

極端な長方形や台形、三角形のような変形した形の間取りよりも、正方形に近い方がレイアウトの自由度は高くなります。テーブルの間隔や動線も確保したいなら、できるだけ正方形に近い間取りの物件を選ぶようにしましょう。

窓がある

客席を置くスペースに大きな窓があると開放感があり、日光が入ることで店内が広く明るく見えます。外を眺めて過ごせることでゆっくり過ごせる上に、待ち合わせに使ってもらいやすくなるのも魅力です。

小さい方が失敗は少ない

開放感やレイアウトの自由度、集客などを考えると、カフェの規模は大きい方がよいのですが、予算と相談しながら決めることが大切です。

立地や利便性、築年数によっても物件の価格は異なるため、面積が大きくても価格を抑えた物件を探すことは可能です。しかし、面積に応じた集客や設備を実現しようとすれば、固定費や仕入といったトータルコストにも違いが出てくるでしょう。

開業後の運転資金も考えた場合、いきなり大きな規模のカフェを開くよりも、収容人数10名程度の小さい間取りのカフェにした方が軌道に乗りやすくなります。

プロのノウハウを活かして開業できるカフェ

開業までの予算や開業後の経営が心配な場合は、KEY’S CAFEのカジュアルなパッケージカフェがおすすめです。

KEY’S CAFEとは、セルフスタイルでありながら、こだわりのおいしいコーヒーが提供できる新スタイルのパッケージカフェです。

コーヒーの老舗「キーコーヒー」が培ってきたノウハウを元に、本格的なコーヒーを提供するセルフカフェがスピーディに開業できます。

詳細が知りたい場合はKEY’S CAFÉのフォームから気軽に問い合わせが可能なため、カフェ開業時の参考として選択肢の1つに加えてみるのもよいでしょう。

インテリアに使えるアイテム例

最後に、カフェのインテリアに使えるアイテムをいくつかご紹介します。

DIYアイテム

改装や開業準備の一部を自身の手で行うDIYは、カフェ開業時の初期費用を抑えるのに役立ちます。壁紙や塗装、家具の組み立てなどに必要なアイテムも、ホームセンターなどで揃えることが可能です。中古家具を塗り替えるなどしてアレンジすれば、手作り感や味のある雰囲気を出すこともできるでしょう。

観葉植物

店内を明るくリラックスしたムードにできる観葉植物を置くのもよいでしょう。ガジュマルやモンステラ、ポトスなどが育てやすく、初心者にもおすすめです。

ポスター・写真・絵画

コンセプトに合ったポスターやイラスト、写真や油絵などの絵画を置くのもよいアクセントになります。

クリスマスやハロウィンなど、季節のイベントに合わせたポスターや写真を飾るのもよいでしょう。テーブルや入り口近くに置くことで、SNS映えする撮影ポイントにすることが可能です。

その他

カフェスペース以外に、雑貨やテイクアウト用の焼き菓子などを販売するスペースもオリジナリティを出しやすいでしょう。周辺のカフェやバー、ギャラリーなどのフライヤーを設置するスペースを置くことで、賑やかなイメージのある情報発信の場として活用することもできます。

「また来たい」と思える雰囲気のあるカフェを

カフェのレイアウトは、どのようなカフェにするかコンセプトをしっかりと決めた上で、テーブルとチェアのバランスや動線などを考慮すると決めやすくなります。キッチンや物件自体の間取りも参考にしながら、おしゃれで雰囲気のあるレイアウトを考えるのはカフェ開業時の醍醐味でもあります。集客やリピーターを増やして経営を軌道に乗せるために、予算を抑えつつも「また来たい」と思ってもらえるようなカフェを目指しましょう。

キーコーヒー 業務用関連コンテンツはこちら

           

開業支援システム、コーヒーセミナー、キーコーヒーの飲食向けサービスなど、法人の皆様に向けたサービスをご紹介します。

           キーコーヒー業務用サービス キーコーヒーへのご相談・お問合せはこちら