History
時代ごとに、今どんなコーヒーが求められているのかを考え、
未来に豊かなコーヒー文化をつないでいく。
キーコーヒーの100年の取り組みのすべては、今私たちの前にある一杯のおいしいコーヒーとつながっています。
1920年~1949年
(大正9年~昭和24年)
8月24日、柴田文次が横浜市中区福富町にコーヒー商「木村商店」を創立。各国産コーヒー焙煎加工卸および食料品の販売を開始(のち相生町、次いで住吉町へ移転)
キーコーヒーの最初のヒット商品、「コーヒーシロップ」の製造・販売開始
関東大震災により、住吉町の店を失う。10日後、横浜市中区吉田町に再起。作業場を建て、焙煎機などを揃えて事業開始
東京支店を開設
本店、工場を新設し、コーヒーシロップの本格製造開始。品質管理体制が評判を呼び大ヒット
大阪支店開設
横浜本店の製造設備を拡大して清涼飲料水製造体制を強化。また、「缶詰コーヒー」の製造開始
店名を「木村コーヒー店」に改めるとともに、「キーブランド」採用
店主、コーヒー栽培計画立案の調査のため台湾訪問
「キー缶」発売。
全面英語表記と「鍵のマーク」のデザインが印象的。この缶詰コーヒーの誕生により、家庭でもコーヒー豆本来の風味を味わうことが可能に
大連支店開設
名古屋支店開設
コーヒー以外の初のキーブランド商品、「キーラクトス(乳酸飲料)」発売
博多支店開設
台湾にて「台東珈琲農園」事業を開始。台湾南東部のハラパ湾に誕生し、コーヒー総合産業実現のための第一歩となる
「キー紅茶シロップ」、「キーチョコレートシロップ」、「キーメープルシロップ」発売
京城支店開設
台湾にて「嘉義珈琲農園」事業を開始
京都支店開設
12月、「X’mas用コーヒー」発売。
強焙煎したコーヒーに無塩バターを加えブランデーを振りかけたフレーバーコーヒー
沖縄で「慶佐次農園」を開設、コーヒー栽培事業開始
奉天出張所開設
東京銀座の「トリコロール」を譲り受ける
店主、ニューヨークにて世界的なコーヒー鑑定士W・H・ベネットに台湾農園で収穫したコーヒーの品質鑑定を受けるため渡米
社内誌「香栄会報」創刊
新京出張所開設
国産の「キードリップパーコレーター」を開発し発売
台湾農園産コーヒーの入荷始まる
天津支店開設
(合)トリコロール設立
上海支店を開設
済南連絡所、出張所、北京支店を開設
海南島海口にサイダー製造工場の「木村珈琲海口清涼飲料水工場」を開設。「大和」印で海軍に納入開始
3階建て喫茶レストラン「大可樂」を開店(南京路)
大連支店、満州の各地出張所を統括し、「満州木村コーヒー店」と呼称
代用コーヒーの製造開始、サツマイモや蕃仔荳(バンシーズ)など買付け
ハルピン主張所開設
原料難でコーヒーシロップ製造不能となる
本店、横浜大空襲で焼失。
敗戦により外地支店、農園など接収される。
内地も本店はじめ多くの支店が戦災で焼失
本店機能を東京に移す
コーヒー豆の輸入業務を行う木村産業(株)設立
博多支店を移転し、福岡支店と改称
「NEAR COFFEE」300g缶 発売。
戦後の物資不足が激しいなかでも、味や品質にこだわり風味をできるだけ担保した代用コーヒーを発売