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ペーパードリップ式
日本で最も多くの方が利用しているいれ方です。ここではドリッパーの形状が異なる2つのタイプをご紹介します。
必要な器具
・ドリッパー(又は ロト)
※杯数に合ったサイズのもの
・メジャースプーン(又は はかり)
・サーバー
※杯数に合ったサイズのもの
・コーヒー粉(中挽き)
・コーヒーケトル
・ペーパーフィルター
※ドリッパーに合ったサイズ、形状のもの
・キッチンタイマー
おすすめ
ペーパードリップのいれ方:クリスタルドリッパー(円すい形1つ穴)
コーヒー専業メーカーである当社が2014年に発売したドリッパーで、安定してコーヒーをいれる事ができる工夫がされています。中央にお湯を注ぐと四方八方へ広がり、ドリッパー内のコーヒー粉に満遍なくお湯が行き渡り、内側のダイヤカット形状で抽出速度をコントロールします。また、底部の口径を絞り、ドリップに大切な「蒸らし」と「1杯抽出」を容易にし、1つのサイズで1杯から4杯分の抽出が可能です。初めてコーヒーをいれる方におすすめの器具の一つです。
【目安の分量表】 | ||
---|---|---|
杯数 | コーヒー粉量 | でき上がり量 |
1杯 | 10g | 120 ml |
2杯 | 20g | 240 ml |
3杯 | 30g | 360 ml |
4杯 | 40g | 480 ml |
※クリスタルドリッパーは1サイズのみ
1 でき上がり量の約2倍の熱湯をケトルに準備します。ドリッパーとサーバーにお湯を通して器具を温めます。その温めたお湯をコーヒーカップに注ぎ、カップも温めます。
2 写真①のように、ペーパーフィルター(円すい形用)をチャック部分に沿って折り、写真②のようにドリッパーに密着させます。そこに杯数分のコーヒー粉を入れます。
ドリッパーを持ち上げ左右に揺らして、粉の表面を平らにします。
ドリッパーを持ち上げ左右に揺らして、粉の表面を平らにします。
写真①
写真②
3 熱湯の入ったケトルを用いて、でき上がり量までお湯を注ぎ分けていきます。
1回目は、コーヒーのおいしさを決める一番大切な工程です。写真③のように、粉全体にお湯が浸み込む程度に中央から外側に向かって渦を描く要領でていねいに注ぎ、20秒程待ちます。(写真④)
1回目は、コーヒーのおいしさを決める一番大切な工程です。写真③のように、粉全体にお湯が浸み込む程度に中央から外側に向かって渦を描く要領でていねいに注ぎ、20秒程待ちます。(写真④)
写真③
写真④
4 2回目は、コーヒーの風味が一番良く出ますので、たっぷりと注ぎます。
写真⑤のように中央に小さな円(1~2杯の場合は10円玉位、3~4杯の場合は500円玉位)を描くように繰り返し注ぎ、写真⑥のようにドリッパー内の湯量が上がって表面が平らになったら注ぐのを止めます。ここで、風味豊かな味わいが引き出されます。
写真⑤のように中央に小さな円(1~2杯の場合は10円玉位、3~4杯の場合は500円玉位)を描くように繰り返し注ぎ、写真⑥のようにドリッパー内の湯量が上がって表面が平らになったら注ぐのを止めます。ここで、風味豊かな味わいが引き出されます。
写真⑤
写真⑥
5 3回目以降は注ぐタイミングがとても大切です。中央がくぼみ、表面の泡の層が崩れないうちに2回目と同様に注ぎます。 ※新しい泡は白くなります。
2回目に一番多くのお湯を注ぎ、3回目、4回目と湯量を減らしながら注ぎ分けます。
2回目に一番多くのお湯を注ぎ、3回目、4回目と湯量を減らしながら注ぎ分けます。
6 でき上がり量になりましたらドリッパーを取り外します。コーヒー濃度を整えるように攪拌して、予め温めておいたコーヒーカップに注ぎます。
杯数にかかわらず、お湯を注ぎ始めてからでき上がりまでを2分30秒~3分間でいれるとバランスの良いコーヒーに仕上がります。
杯数にかかわらず、お湯を注ぎ始めてからでき上がりまでを2分30秒~3分間でいれるとバランスの良いコーヒーに仕上がります。
ペーパードリップのいれ方:カリタ(台形3つ穴)
布フィルター(フランネル)の内側の起毛を溝(リブ)で再現したドリッパーです。ペーパードリップ式の器具の中では一番ネルドリップ式に近い風味が楽しめます。お湯の注ぎ方はネルドリップとほとんど同じです。
【目安の分量表】 | |||
---|---|---|---|
杯数 | ドリッパーサイズ | コーヒー粉量 | でき上がり量 |
1杯 ~ 2杯 | 101 | 10g ~ 20g | 120 ml ~ 240 ml |
3杯 ~ 4杯 | 102 | 30g ~ 40g | 360 ml ~ 480 ml |
5杯 ~ 7杯 | 103 | 50g ~ 70g | 600 ml ~ 840 ml |
8杯 ~ 10杯 | 104 | 80g ~ 100g | 960 ml ~ 1200 ml |
※最大12杯まで可
1 でき上がり量の約2倍の熱湯をケトルに準備します。ドリッパーとサーバーにお湯を通して器具を温めます。その温めたお湯をコーヒーカップに注ぎ、カップも温めます。
2 写真①のように、ペーパーフィルター(台形用)をチャック部分に沿って底と横を互い違いに折り、写真②のように、ドリッパーに密着させます。そこに杯数分のコーヒー粉を入れます。
写真①
写真②
3 熱湯の入ったケトルを用いて、でき上がり量までお湯を注ぎ分けていきます。
1回目は、コーヒーのおいしさを決める一番大切な工程です。粉全体にお湯が浸み込む程度に、写真③のように中央から外側に向かって渦を描く要領でていねいに注ぎ、20秒程待ちます。(写真④)
1回目は、コーヒーのおいしさを決める一番大切な工程です。粉全体にお湯が浸み込む程度に、写真③のように中央から外側に向かって渦を描く要領でていねいに注ぎ、20秒程待ちます。(写真④)
写真③
写真④
4 2回目は、コーヒーの風味が一番良く出ますから、たっぷりと注ぎます。中央で上下して、写真⑤のように泡を充分に出してから、手前から時計回りに高低をつけながら一周させます。写真⑥
※ドリッパー内で粉が対流して全体から泡が盛り上がり、風味豊かな味わいが引き出されます。
※ドリッパー内で粉が対流して全体から泡が盛り上がり、風味豊かな味わいが引き出されます。
写真⑤
写真⑥
5 3回目以降は注ぐタイミングがとても大切です。写真⑦のように中央がくぼみ、表面の泡の層が崩れないうちに、2回目と同様に「の」の字を描く要領で注ぎます。 ※新しい泡は白くなります。
2回目に一番多くのお湯を注ぎ、3回目、4回目と湯量を減らしながら合計で5~6回に分けて注ぎ分けます。
2回目に一番多くのお湯を注ぎ、3回目、4回目と湯量を減らしながら合計で5~6回に分けて注ぎ分けます。
写真⑦
6 でき上がり量になりましたらドリッパーを取り外します。コーヒー濃度を整えるように攪拌して、あらかじめ温めておいたコーヒーカップに注ぎます。
1杯でも10杯でも杯数に関わらず、お湯を注ぎ始めてからでき上がりまで3分間でいれるとバランスの良いコーヒーに仕上がります。
1杯でも10杯でも杯数に関わらず、お湯を注ぎ始めてからでき上がりまで3分間でいれるとバランスの良いコーヒーに仕上がります。