ブルーマウンテンコーヒーは、コーヒー豆の種類や産地に詳しくない方でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ブルーマウンテンコーヒーという名称は知っていても、具体的にどんな味なのか、ブルーマウンテンコーヒーが高級な理由や名前の由来、おいしい飲み方などについても気になるところです。
この記事では、ブルーマウンテンコーヒーの特徴や産地の歴史、おいしい飲み方について解説しています。ブルーマウンテンコーヒーに関する豆知識もご紹介していますので、ブルーマウンテンコーヒーについて知りたい際の参考にしてください。
Contents
ブルーマウンテンコーヒーとは
ブルーマウンテンコーヒーの概要と歴史について解説します。
ジャマイカのブルーマウンテン山脈で栽培されたコーヒー豆
ブルーマウンテンコーヒーとは、ジャマイカのブルーマウンテンエリアで栽培されたコーヒー豆のことです。ジャマイカの東側に位置しており、ジャマイカの最高峰であるブルーマウンテンピークを含みます。
ブルーマウンテン山脈の内側にある「ブルーマウンテンエリア」と呼ばれる地域は、昼夜の激しい寒暖差や険しい斜面による水はけの良さなど、品質の良いコーヒー豆を栽培するのに適しています。この限られた地域で栽培されたコーヒー豆だけが「ブルーマウンテン」を名乗ることができるのです。
ブルーマウンテンコーヒーの歴史
ジャマイカのブルーマウンテンコーヒーの歴史の始まりは、18世紀まで遡ります。当時はココアや綿花などが主に栽培されていましたが、18世紀にイギリスによってコーヒー苗が持ち込まれ、はじめて植えられたエリアがブルーマウンテンエリアだったといわれています。
その後コーヒーの生産や栽培方法が広く伝授され、18世紀末に本格的なコーヒー豆の輸出が始まりました。奴隷解放による人手不足などの影響で一時コーヒー栽培が衰退した時期もありましたが、1948年にはコーヒー産業公社(CIB)が設立され、ブルーマウンテンコーヒーのブランド化が本格的にスタートすることとなったのです。
現在、ブルーマウンテンコーヒーはCIBによって品質が厳正に管理されており、世界最高クラスのコーヒーの1つとして、広く流通しています。
ブルーマウンテンコーヒーはどんな味?
ブルーマウンテンコーヒーの名前は知っていても「どんな味?」と聞かれると、うまく表現するのは難しいものです。ブルーマウンテンコーヒーはどんな味なのか、同じブルーマウンテンコーヒーの中でも、品質や格付けによる違いはあるのかについて解説します。
バランスの取れた「コーヒーの王道」的な味わい
ブルーマウンテンの味の特徴は、そのバランスの良さにあります。ほどよい酸味と苦みに加え、軽やかなコクも感じられます。
冷涼で雨が多く、肥沃な土壌でゆっくりと育つため、実がしまり香りが高くなるのもブルーマウンテンコーヒーの特徴の1つです。
バランスの良い味わいと上品な香りから「コーヒーの王様」と呼ばれることもあるブルーマウンテンコーヒー。まさにコーヒーの王道といえる、誰からも好まれるコーヒーであるといえるでしょう。
厳しい品質保証とブランド基準に守られたコーヒー
ブルーマウンテンコーヒーは、厳しい品質管理とブランド基準によって「No.1」「No.2」「No.3」「セレクト」などの格付けがなされています。格付けにはスクリーンと呼ばれる評価基準が使われ、豆の大きさや欠点数(300gあたりのコーヒー豆に含まれる欠点豆数)によって決まります。
ブルーマウンテンエリアで栽培されたコーヒー豆だけがブルーマウンテンコーヒーと名乗ることができ、その中でも厳しい評価に合格したコーヒー豆だけが、最高ランクである「No.1」の格付けを受けられるのです。
ブルーマウンテンコーヒーのおいしい飲み方
ブルーマウンテンコーヒーのおいしい飲み方や、おすすめの飲み方についてご紹介します。
王道のバランスをまずはブラックで
ブルーマウンテンコーヒーが持つバランスの取れた味わいを楽しむなら、ブラックで飲むのがおすすめです。ほどよい苦みと酸味に、軽やかなコクと上品な香りは、気分を切り替えたり、優雅なひと時を楽しんだりするのにもぴったりです。格付けNo.1のブルーマウンテンコーヒーを飲む機会があれば、ぜひブラックで試してみましょう。
豆本来の良さを引き出すブレンドもおすすめ
ブルーマウンテンコーヒーだけを使用したストレートコーヒーはもちろんですが、ブレンドで飲むのもおすすめです。様々なコーヒー豆を配合して作られるブレンドコーヒーは、各社が豆の良さを引き出すために力を入れている商品の1つでもあります。
ブレンドコーヒーは奥が深く、配合する豆の産地やバランス、焙煎によってもぐっと印象が変わってきます。ブレンダーや焙煎士など、コーヒーのプロの手によるブレンドの魅力に、ブルーマウンテンコーヒーが持つバランスの取れた味と上品な香りが加わって、華やかなコーヒータイムが楽しめるでしょう。
もっと知りたい!ブルーマウンテンコーヒーの豆知識
「そうだったんだ」と思わず頷きたくなる、ブルーマウンテンコーヒーの豆知識についてもご紹介します。
ブルーマウンテンコーヒーと英国王室の関わり
ジャマイカにコーヒーの苗をはじめて持ち込んだのは、当時の総督であるニコラス・ローズ卿であったといわれています。そうした事実と、ブルーマウンテンコーヒーの高い品質や希少性などから、日本では「英国王室御用達のコーヒー」「エリザベス女王の愛したコーヒー」として知名度を高めた背景があるのです。
1月9日はブルーマウンテンコーヒーの日
日本では、毎年1月9日が「ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日」として、日本記念日協会に認定されています。ジャマイカのキングストン港から、日本向けのブルーマウンテンコーヒーの輸出貨物を乗せた船が出港した日が1月9日であったことが由来となっています。
実はブルーマウンテンコーヒーの生産量のうち、8割以上が日本向けに輸出されており、日本とジャマイカ、ブルーマウンテンコーヒーとの関わりは意外と深いのです。1月9日には、ちょっとしたプレゼントにブルーマウンテンコーヒーを選んでみてはいかがでしょうか。
ハイマウンテンとは
ジャマイカのハイマウンテンエリアで生産されたアラビカ種のコーヒー豆をハイマウンテン、ブルーマウンテンとハイマウンテン以外の地区で生産されたアラビカ種のコーヒー豆をジャマイカと分類しています。機会があればブルーマウンテンコーヒーと飲み比べて見るのもよいですね。
ブルーマウンテンコーヒーがぴったりのシーン
ブルーマウンテンコーヒーは、以下のようなシーンで飲むのにぴったりです。
休日のリラックスタイムに
希少さと上品な香り、バランスのよい味わいを持つブルーマウンテンコーヒーは、特別な休日や頑張ったご褒美など、優雅にリラックスしたい時にぴったりです。
お気に入りのコーヒーカップやスイーツをお供に、ちょっと贅沢なコーヒーブレイクを楽しんでみましょう。
気分を切り替えたい時に
落ち込んだ気分をリフレッシュしたい時やストレスを解消したい時など、気分転換が必要なシーンにも、ブルーマウンテンコーヒーがおすすめです。
ブルーマウンテンコーヒーのコク、苦み、酸味の絶妙なバランスと上質な香りに癒され、仕事の合間やちょっとした休憩時間にモチベーションをアップできる良いサポートとなるでしょう。
ブルーマウンテンコーヒーの最高等級「No.1」のご紹介
キーコーヒーでは、ブルーマウンテンエリアで収穫されたコーヒー豆だけが名乗れる「ブルーマウンテンコーヒー」の中でも、最高ランクの格付けとなる「No.1」のコーヒーをご用意しています。
コーヒーの王様ともいえるバランスの取れた味わいと品の良い香りは、コーヒーに詳しい方もそうでない方にも幅広くお楽しみいただけます。
ブルーマウンテン No.1 豆 の商品ページはこちら
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ブルーマウンテンコーヒーでリッチに気分をリフレッシュしよう
ブルーマウンテンコーヒーは、特別な休日やリフレッシュしたい時など、ちょっと優雅なコーヒータイムを楽しみたい時におすすめです。たまにはちょっとリッチな気分で、最高等級No.1のブルーマウンテンコーヒーを楽しんでみましょう。