さわやかな柑橘系の香り漂うコーヒーを楽しむポイントは?おいしいいれ方や最適なデザートを紹介

酸味のあるコーヒーはイメージできても、柑橘系の香りのコーヒーをイメージしにくい方は多いかもしれません。今回は、さわやかな柑橘系の香りを楽しめるコーヒーを紹介します。

おいしいいれ方や柑橘系のコーヒーに合うデザートも紹介しますので、新たなコーヒーを探している方はぜひ、参考にしてください。

さわやかな柑橘系の香りを感じるコーヒーとは

さわやかな柑橘系の香りを楽しめるコーヒーとは、フルーティーな酸味を感じられるコーヒーを指します。オレンジやレモン、シトラスなど特定の柑橘系フルーツの香りや風味を感じられるコーヒーです。

「酸味」のあるコーヒーと「柑橘系」の香りがするコーヒーの違い

柑橘系の風味が感じられるコーヒーの酸味とは、クエン酸やリンゴ酸などのいわゆる物質的な酸味成分の一種ではなく、多様な香りと酸味成分が複雑に絡み合い、オレンジやレモン、シトラスのように具体的に表現できる酸味のことを指します。

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さわやかな柑橘系の香りを持つ代表的なコーヒー豆の種類

実際にさわやかな柑橘系の香りを持つコーヒーを楽しめる代表的なコーヒー豆を3つ紹介します。

モカ

モカは、もともとアラビア半島の南西端に位置するイエメンのモカ港から輸出されたコーヒー豆であることから、モカと名づけられました。

また、イエメンの対岸に位置するエチオピアで生産されたコーヒー豆もイエメンのコーヒー豆と同じ場所から一緒に輸出されたことから、モカと呼ばれています。

モカの特徴は、イチゴやベリーのような風味も特徴ですが、柑橘系のなかでは ピンクグレープフルーツのような香りと甘さレモンを思わせる風味があり、香りと甘さがあり、酸味の強いコーヒーが苦手な方でも比較的飲みやすいコーヒーである点です。そのため、多くのコーヒー好きに愛されています。

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グァテマラ

グァテマラは、中央アメリカの北部に位置する国名で、火山と標高の高い山岳地帯で、豊かな土壌と寒暖差の激しい気候のなかで生産されているコーヒー豆です。

グァテマラの特徴は、産地によっても異なりますが、レモンやライムのようなさわやかな酸味とチョコレートやナッツのようなコクと甘み、後口の切れの良さが挙げられます。

大きく分けて8つの地域で生産されているため、それぞれで異なるフレーバーを楽しめる点もグァテマラのおすすめポイントです。

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コロンビア

コロンビアはグァテマラ同様、国名を冠したコーヒー豆です。世界有数のコーヒー産地である南米コロンビアは、北部、中部、南部の3エリアで年間をとおしてコーヒー豆を生産しています。

オレンジやグレープフルーツのようなジューシーな香りとローストアーモンドナッツのような風味があり、酸味とコク、甘みのバランスがとれた余韻の長いコーヒーとして人気です。

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さわやかな柑橘系のコーヒーのおいしいいれ方

アイスでもホットでもさわやかな柑橘系のコーヒーを楽しむポイントはいれ方です。ここでは、アイスコーヒーとホットコーヒー、それぞれで柑橘系コーヒーのいれ方をご紹介します。

さわやかにアイスコーヒーで楽しむ

アイスコーヒーのいれ方は急冷式と水出し式の2つです。ここでは、柑橘系のさわやかな香りをより楽しめる急冷式を紹介します。

1、サーバーとドリッパーを温める

まず、器具にお湯を入れて温めます。これによりしっかりとした香りや味わいを抽出しやすくなります

2、フィルターをセットしてコーヒー粉を量る

器具が温まったらお湯を捨て、ドリッパーにフィルターをセットしたら、計量スプーンでコーヒー粉を入れます。1杯15g程度が一般的です。

3、蒸らし (1回目のお湯を注ぐ)

フィルターに入れたコーヒー粉を平らにしたら、お湯を内側から外側に円を描くように少量を注ぎます。コーヒー粉が乾いている部分がないように注意し、外側に近づくにつれ注ぐ量を減らしていきます。※サーバーにポタポタと液体が落ちる程度が目安です。お湯の分量は、粉量の1.5倍~2倍が目安です。

ここでお湯を止めて20秒ほど蒸らしてください。

2回目以降は、ドリッパーの中心に小さな円を描くように、くるくる注いで、泡をつくります。粉の嵩より1.5~2cm程度湯量が上がりましたら、注ぐのはいったん止めます。

4、3回目以降のお湯を注ぐ

中心部分の粉が凹んできたら、表面の泡が残っているうちに注ぎます。これを計5回程度に注ぎ分けます。

なお、入れる量が1~2杯であれば、円(10円玉程度)は小さく、3杯以上の場合は少し大きめの円(500円玉程度)を描きながら入れていきます。全体にお湯が行き渡ったら注ぐのを止めてください。

その後、抽出されたコーヒーが目的の量にまで達したらドリッパーを外します。

1回目から3回目までは、お湯を入れる際はゆっくりと入れるのがポイントです。ゆっくりと入れることで、味や香りがしっかりとでるようになります。

5、氷を入れて急速に冷やす

抽出されたコーヒーが入ったサーバーに氷を入れて急速に冷やします。氷の量はコーヒー2杯(240cc)であれば、400ccになるぐらいまで入れるのが目安です。

氷を入れたらスプーンでかき混ぜ、氷の音がしなくなり、サーバーが冷たくなったら完成です。グラスにコーヒーを入れて、柑橘系のさわやかな香りと味を楽しんでください。

ホットでも楽しめる柑橘系のコーヒー

柑橘系のコーヒーは、ホットでも楽しめます。ここではぺーパードリップ式のいれ方を紹介します。

基本的にいれ方はアイスコーヒーで紹介した方法と同じです。なお、カップはコーヒーを入れる直前までお湯を入れて温めておきましょう。温かいカップにホットコーヒーを注げば、より香りも引き立ちます。

さわやかな柑橘系をより楽しむための焙煎方法、挽き方

さわやかな柑橘系のコーヒーをより楽しむには、コーヒー豆の焙煎方法や挽き方にも工夫が必要です。

焙煎のポイントはライトからミディアムの浅めにするとよいでしょう。深煎りすると酸味は抑えられるものの、苦みが強くなってしまい、さわやかでフルーティーな味わいが減ってしまいます。

また、挽き方は少し粗めにするのがおすすめです。さわやかな酸味が強調されるようになり、柑橘系ならではの香りがより引き立ちます。

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さわやかな柑橘系のコーヒーに合うデザート

柑橘系のコーヒーは、デザートと合わせて味わうのもおすすめです。ここでは、モカ、グァテマラ、コロンビア、それぞれのコーヒーと合うデザートを紹介します。

モカの場合

モカは、ベリー系のデザートに合います。柑橘系の味わいと上質なコクのあるモカは、ベリーをふんだんに使ったタルトやチェリー、リンゴのパイなどがおすすめです。

グァテマラの場合

グァテマラは、ほどよい甘さの強めなデザートに合います。柑橘を使ったフルーツタルトやチーズケーキ、あんこを使ったどらやきやきんつばといった和菓子とも相性がよくおすすめです。

コロンビアの場合

コロンビアはナッツのような風味があるため、ナッツや栗を使ったデザートにもよく合います。マロングラッセやナッツを使ったクッキーがおすすめです。

※また、モカ・グァテマラ・コロンビアは、チョコ―トにもよく合います。

さわやかな柑橘系コーヒーを楽しむための注意点

さわやかな柑橘系コーヒーをしっかりと楽しむために欠かせない主な注意点は次のとおりです。

コーヒーデザートとしてのチョコレートは控え目に

コーヒーにもチョコレートにもカフェインが含まれているため、食べ過ぎには十分気をつけてください。

鮮度の高いうちに飲み切る

コーヒーの香りや風味を楽しむには、鮮度が重要な意味を持ちます。鮮度が落ちてしまうと味も香りも極端に落ちてしまうため、一気に大量に買わずに1週間程度で飲み切れる量を買うようにしましょう。

保管場所にも注意する

コーヒーの鮮度を保つには、できるだけ酸素に触れず、紫外線や日光に当たらない低温で湿度の少ない場所に保管する必要があります。密閉容器に入れ冷暗所で保存するようにしましょう。

また、コーヒー豆であれば、外気に触れないよう、袋に入れたままで保存容器に入れてしまっておくのがおすすめです。

柑橘系のおすすめコーヒーのご紹介

キーコーヒーオンラインショップでは、香味のイメージ別にさまざまなコーヒーをご用意しています。柑橘系のさわやかな香りを楽しむためのコーヒーも豊富に扱っていますので、ぜひお好みのコーヒーを見つけて楽しんでください。

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夏でも冬でもさわやかな柑橘系のコーヒーを楽しもう!

酸味のあるコーヒーが苦手な方であっても、オレンジやレモンのさわやかな酸味と香りのあるコーヒーであれば、楽しめるのではないでしょうか。

柑橘系コーヒーはアイスコーヒーがおすすめですが、ホットコーヒーでも十分にさわやかな味と香りを感じられるため、年間をとおして楽しめるコーヒーです。

まだ、試したことがない方は、ぜひ、この機会に試してみてはいかがでしょう。

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