キーコーヒー株式会社（本社：東京都港区、社長：柴田　裕）は、製茶卸問屋の株式会社堀田勝太郎商店(本社：京都府宇治市、代表取締役：堀田　真史)と、2月27日(月)に業務提携契約を締結いたしました。キーコーヒーと堀田勝太郎商店は本提携により、歴史ある緑茶の文化・魅力を通じて、「喫茶文化」の継承に取り組みます。

■背景

　当社は2022年より「珈琲とKISSAのサステナブルカンパニー」のメッセージを掲げ、日本の“茶を喫する”という「喫茶文化」を、国内の若年層および日本に訪れる外国人観光客にも「KISSA」として発信し、さまざまな取り組みを行っています。
　今後、当社ではこの喫茶文化をコーヒーのみでなく緑茶の文化・魅力も発信し、「喫茶文化」の継承に取り組むため、この度、“緑茶の発祥の地”である京都・宇治に本社を構え、天保年間(約170年前）に創業した株式会社堀田勝太郎商店（以下「堀田勝太郎商店」）と、2023年2月27日（月）、業務提携契約を締結しました。

■詳細

　堀田勝太郎商店は、“緑茶の発祥の地”である京都・宇治にて約170年前の創業当時から、「品質第一主義」を貫き、宇治の名だたる有名茶舗やカフェなどに緑茶を販売する老舗の製茶卸問屋です。同社は、独自の茶葉調達網を活用し、一般市場で流通しない限定茶葉を使用するなど、全国にて緑茶文化の魅力を発信しています。また、「全国茶審査技術競技大会^※1」で3度の優勝経験を持つ日本一の茶師・森田治秀^※2氏を同社の特別顧問とし、商品の監修を行っています。
　同提携により、当社は堀田勝太郎商店と共に、伸長著しい緑茶カテゴリーにおける商品展開等を進め、京都の歴史ある堀田勝太郎商店の魅力と、日本の“茶を喫する”という喫茶文化を幅広い層にお届けしてまいります。

　キーコーヒーは、『珈琲とKISSAのサステナブルカンパニー』を掲げ、喫茶文化の継承と持続可能なコーヒー生産を実現する事業活動を行ってまいります。

※1　全国茶審査技術競技大会について

　全国茶業連合青年団が主催するお茶の審査力を競う大会で、1956年から毎年開催されています。全国の製茶問屋の若手茶師などの中から、予選会を勝ち抜いた茶師が出場して全国大会が行われます。競技は、品種当て・茶期当て・産地当て・飲用による産地当ての4項目で実施され、お茶の審査・鑑別力を競います。

※2　森田治秀氏について

　1951年2月21日京都府生まれ。1969年京都府茶業連合青年団の宇治団に入団し、年に1度実施される全国茶審査技術競技大会へと続く予選会にて、堀田勝太郎と運命的な出会いを果たします。全国茶審査技術競技大会2位の実力を持つ堀田勝太郎より茶の審査・鑑定技術・精神力等を学び、たちまち才能が開花。そして入団した年に、第17回全国茶審査技術競技大会にて史上初の初出場・初優勝・最年少優勝（当時19歳）で、農林水産大臣賞獲得という華々しい全国デビューを飾りました。その後も第28回・第39回と合計3度の全国大会優勝という前人未踏の記録を打ち立てました。1994年、その功績は当時の最高段位である茶審査技術9段を授かるという名誉で祝福され、名実共に日本で最も有名な茶師となりました。

■会社概要

・株式会社堀田勝太郎商店

・キーコーヒー株式会社