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2017年12月04日(月)
「クオリティコントロールシステム」
– IoTでハンドドリップの技能継承をサポート –
キーコーヒー株式会社(本社:東京都港区、社長:柴田 裕)は、飲食店が抱える、多店舗化や人材不足によるサービス低下への課題を解決することを目的に、ハンドドリップコーヒーの抽出プロセスを可視化し、スタッフの教育・訓練を支援する「クオリティコントロールシステム」を開発※1いたしました。
※1 アメリカの計量器メーカー「acaia(アカイア)」との共同開発です。
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【背景】 注目度高まるコーヒー、飲食店では多店舗化や人材不足による品質管理が課題
国内におけるコーヒー消費量が4年連続過去最高※2を更新しているなか、消費拡大にともなうカフェチェーンの多店舗化や人材不足により、品質管理面での課題が露呈されております。特に「ハンドドリップ」は、サードウェーブコーヒーの浸透などで高い人気がある一方、抽出者の情緒的感覚に依存する部分が多く、品質を安定させるための高い技能が求められます。
※2 全日本コーヒー協会「日本のコーヒー需給」より
【システムの特徴】
キーコーヒーでは、1955年にコーヒーセミナーを開始して以来20万人以上の卒業生を輩出、卒業生は全国各地の喫茶店やレストランなどで活躍されています。「クオリティコントロールシステム」は、そのセミナー専任講師の抽出技能が組み込まれたシステムです。タブレット・スマートフォン用アプリ「Brewmaster(ブリューマスター) JP」と、「acaia コーヒースケール」をBluetooth®で接続し、お好みの味わいや容量に応じたレシピを選択。画面に表示されたレシピを“なぞり描く”ようにいれることで、安定した品質のコーヒー抽出が実現します。また、抽出データ情報をアカウント毎に一元管理することで、店舗間や本部間で情報を可視化、共有することも可能となります。本システムを活用し、飲食店に向けたクオリティの均一化、技能継承の効率化を支援いたします。
なぞり描き機能の使用イメージ
レシピより湯量が少ない場合
レシピより湯量が多い場合
キーコーヒーは、絶えず変化をする「時代の求めるおいしさ」に目を向けながら、コーヒーの提供にとどまらず、コーヒーに関するシステム開発や抽出器具の提案を通じて、本当においしいコーヒーを楽しんでいただく支援を行ない、コーヒーの付加価値を創造してまいります。
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