カフェ開業・経営で使いたい業務用グッズの種類を紹介!
カフェを開業する方にとっては、カップやお皿など業務用グッズについて何を用意するか悩みますよね。
「カップやお皿って種類がたくさんあるけど何が違うの?」「何か決まりごとがあるの?」「味や種類で変える必要があるの?」
カップやグラス・お皿など提供するものによってお客様からの印象が変わってきます。
各アイテムにはお客様の満足度を得る工夫がされているため、間違った使い方をしないように、今回は業務用グッズについてご紹介します。
カフェで使うカップの種類
カップには多くの種類がありますが、1つ1つ特徴や使い方が異なります。
飲み物の種類や温度によって最適なカップを使用することで、香りやおいしさ、飲み心地にも差が出てくるので説明していきます。
・レギュラーカップ
ホットコーヒーを飲むときに使用されるカップです。コーヒー店やレストランのほとんどのお店で使用されている代表的なカップです。
・ドリップ式コーヒー専用のカップ
容量は150ml前後
・ソーサー(お皿)とセット
カップの7~8分目まで入れるのことが一般的
・エスプレッソカップ
レギュラーカップと比べると小さいサイズで、エスプレッソを飲むときに使用されるカップです。
・エスプレッソ専用のカップ
容量は60ml以下のカップが一般的
エスプレッソ特有の3層がきれいに見えるようにガラス製のものが多く、砂糖がかき混ぜやすいように底が丸い形状
小さな取っ手が付いている
冷めにくくするため、厚みを持たせているカップ
・デミタスカップ
半分の量が入るカップという意味で、エスプレッソが2杯分入る大きさになります。
・エスプレッソ専用のカップ
容量は60ml~100ml
エスプレッソ2杯分が入るサイズ
エスプレッソや、トルココーヒーのような濃い味で少量のコーヒーを飲む際に最適なカップ
・カプチーノカップ
カフェラテやカプチーノに使用するカップです。
牛乳を混ぜて作るカフェラテやカプチーノに使用するカップ
容量は180ml前後
レギュラーカップと同じかそれよりも少し大きいカップ
ミルクを入れることで冷めにくいように厚めに作られたカップ
ラテアートをしやすいように飲み口が大きい
・マグカップ
家庭でよく使われている一般的なカップです。
蓋がなく寸胴タイプのカップ
容量は200ml~300ml
ドリップコーヒーやカフェオレ、ココアなど多めの量を飲みたいときに使用
量が多く冷めにくい
最近はカジュアルなカフェでも使用
・カフェオレボウル
取っ手がなく幅が広い大容量のカップです。
カフェオレを飲むためのカップ
容量は200l~250ml
海外ではスープやシリアルを入れて使用
パンを浸して食べるためのボウルとしても使用
・タンブラー
取っ手がなく、細長い筒状のカップです。
保冷・保温に優れたものが多いカップ
倒れてもこぼれないような仕様
マイボトルとしてコーヒーショップに持参していれてもらうこともある
◆コーヒーカップ
上記ではカップの種類の説明をしましたが、コーヒーカップとティーカップにも違いがあります。
コーヒーカップとは飲み口が狭く、厚手のカップが一般的です。
飲み口を狭くすることで熱や香りを逃がしにくくなっており、カップを厚くすることでコクを感じやすい最適な形状となっています。
ティーカップに比べて背が高いのも特徴です。
◆ ティーカップ
ティーカップはコーヒーカップと比べると背が低く、飲み口が広がっているものが一般的です。
ティーは抽出するために、コーヒーよりも高温のお湯を注ぎ作ります。飲み口が広がっているのは、それを少しずつ冷ますために作られた形状となっています。
また、紅茶の色を鮮やかに見せることや香りを引き立てるために作られています。
◆グラス
グラスは水などを提供する際に使用します。
グラスとはガラス製のコップのことで、アイスコーヒーやフルーツジュース、水など冷たい飲み物を提供する際におすすめです。
グラスにも種類があり、提供するものによって変えると雰囲気が変わりますね。
・大きさ
少ない量か、多くの量で提供したいかを決めましょう。
・形
飲み口の大きさで香りや味の感じ方が変わります。
炭酸なら細長く、炭酸が抜けにくいように飲み口が小さいもの、香りを楽しむ場合は飲み口が大きいものなどをおすすめします。
・色
ドリンクの色を際立たせたい場合は、グラスの色も考えましょう。
ポット・ピッチャーの選び方
ポットとは、ハンドドリップでコーヒーをいれるために使用します。
ピッチャーとは、水やお茶、ジュースなど冷たいドリンクをいれるときに使用します。素材やデザインが多様にあるので一般的なものをご紹介します。
・ガラス製
冷たいものを入れるピッチャーとして使用できます。ガラスの耐久性が高いものはティーポットとしても使用可能です。
おしゃれな形状のものが多く、耐久性が優れている商品もあります。
但し、落下して割れる恐れもあるので置く場所を考える必要があります。
・プラスチック製
冷たいものをいれるピッチャーとして使用します。
軽くて安価な商品が多いのが特徴です。シンプルなデザインのものが多く、置く場所を選びません。
・ステンレス製
ステンレス製のものにはポット用とピッチャー用があります。
デザイン性が高く、保温に優れていることが特徴です。
注ぎ口とネック形状にも種類があり、湯量を調整できるものもあるので、自分に合った商品を探すことが必要です。
各種類はサイズも様々なので、客席に置く場合のイメージや保管スペースを考慮して選びましょう。
◆カフェのイメージ
使い勝手や価格帯で選定することも良いですが、まずはお店のイメージに合わせて選びましょう。
お客様の目にとまりやすいため、お店のイメージと異なってしまってはお店全体の統一感がなくなります。
ガラス製はデザイン性が高く、透明で中身も見えるものが多いので果物を入れるだけでもイメージが変わります。
プラスチック製はデザイン性はそれほど高くはありませんが、軽くてシンプルなデザインも多いため、置く場所を選ばないものも特徴の1つです。
ステンレス製は高級感があり、そこにあるだけで存在感が出ます。大きいサイズの商品が多く、ピッチャーとして客席のテーブルに置くことは難しいため、置く場所の選定が重要です。
◆持ち手・品質など使い勝手
商品によって持ち手の形状が様々で、品質も異なります。デザイン性だけを重視するではなく、形状や品質も検討しましょう。
お客様が持つ場合は、持ちやすい大きさの取っ手が付いているものをおすすめします。デザイン性だけを重視せずに選びましょう。
また、落として割れる恐れがあるものは危険です。重さも考慮して購入するのが良いでしょう。
使い勝手は、使われている素材によって様々です。熱湯がNGなものや食器洗浄機がNGなものがあります。掃除がしにくいものがありますので、清潔さを保つためにも確認が必要です。
カフェの食器は何を用意すべき?
まずは何を提供するかイメージしましょう。
どのような料理やドリンクを提供するかによって食器の種類やサイズが異なります。
例えば、パスタを提供する場合はパスタを提供するお皿と取り皿が必要ですね。メインのパスタには、こだわりがある大きめのお皿が良いでしょう。取り皿については、他の料理のお皿と合わせて提供する場合もあるのでこだわりすぎないデザインが望ましいですね。
お店のコンセプトや雰囲気と統一性が感じられるような食器を用意しましょう。
◆皿
お客様がお店の印象を決める重要なアイテムになります。
お客様が確実に目にするものなので、お店のコンセプトや季節感を伝えやすいアイテムですが、使用頻度や提供する料理もイメージして選定することが重要です。
・お店のコンセプト
お店のコンセプトに合わせて選んでいきましょう。
料理の種類や価格帯によっても選ぶお皿が変わってきますので、お店をイメージしてみましょう。
・季節感
お客様に季節感が伝わるお皿を選びましょう。
いつも同じお皿で提供するより、季節感が出せるようにすることでお客様にも楽しんでもらえます。料理は見た目も重要で、同じ料理を別のお皿で出すことで違う印象を出すこともできます。
・使用回数
毎日使用するお皿か、特別な料理の場合に使用するお皿かをイメージしましょう。
お皿は割れる可能性があるため、頻繁に使用するお皿の場合は、費用を考えて選ぶことをおすすめします。
特注品のお皿や、自分が気に入っているお皿をていくよう出来るようにすることもおすすめです。
・こだわり
お客様に喜んでもらえるような、こだわりのあるお皿を用意することも良いですね。特注品のお皿や自分が気に入っているお皿を提供できるようにすることもおすすめです。
お皿によってお客様に与えるお店の印象やイメージが変わりますので、じっくり考えて準備することをおすすめします。
◆プレート
プレートには木製や陶器、プラスチック製のものがあります。
木製やプラスチック製のものの中には仕切りのあるプレートもあります。
1つのお皿だと味が混ざってしまう可能性もあるため、慣れるまでは仕切りのあるプレートを使用することをおすすめします。
木製や陶器には仕切られていないプレートもあり、盛り付け方でおしゃれに見せることもできます。なるべく大きいサイズを用意して、料理と料理の間に空間をあけることでおいしそうに見せることができます。
料理をおしゃれに提供できるよう、自分のお店にあったプレートを見つけられると良いですね。
まとめ
お皿やカップ、ポットなど、用途や特徴によって選択肢が多くありますね。
まずは自分のお店のコンセプトに合わせて選ぶことが重要です。
選んだものに対して費用面や使用頻度を考慮して、決定していきましょう。
お客様のためにも、お店の印象をよくするためにも自分の納得がいく商品を探していきましょう。
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