カフェオーナー必見!シーズン別メニューの作り方・集客のポイント
カフェを開業した後に経営を軌道に乗せるためには、メニューの開発が重要となります。特に季節に応じた魅力的なシーズン別メニューを作ることは、カフェの集客にも大きく関わってくるでしょう。
この記事では、メニュー作りに悩むカフェオーナー様向けに、シーズン別メニューの作り方や集客のポイントについて解説しています。具体的なメニュー例や集客を考える際の注意点などについてもご紹介していますので、カフェ経営やメニュー改善の参考としてお役立てください。
目次
シーズン別メニュー作りが大切な理由
まずは、カフェにおいてシーズン別メニュー作りが大切となる主な理由について以下に確認していきましょう。
季節ごとのイベントを活かしたメニューで集客に繋がる
飲食店やスーパー、雑貨店などで季節に応じたイベントが開催されているのを見かけると、つい足を運びたくなるものです。カフェにおいては「季節感のあるメニューがお得に食べられる」「四季の移り変わりを感じて癒される」など、日常から少し離れてリラックスしたり、期間限定の体験ができたりする期待感が集客に繋がりやすくなります。
旬の食材でコストを抑えておいしく
食材の中には、季節ごとに旬を迎えるものがあります。旬の食材はその時期にしか手に入らないものもあれば、旬であることで品質のよいおいしいものを、コストを抑えて仕入れることも可能です。
旬の食材を上手に活用することで季節感が出せるだけでなく、集客が狙えるようなコストを抑えたおいしいメニューが提供できるでしょう。
新メニューとしてPRできる
シーズン別のメニューは、期間限定であることや季節感を感じられるメニューであるだけでなく、新メニューとして宣伝やキャンペーンがしやすいことも集客しやすい理由の1つといえます。宣伝する際にも「ハロウィンプレート」「クリスマス限定コース」といったPRがしやすく、リピーターには新鮮さを、初来店の顧客には利用するきっかけづくりとすることができます。
シーズン別メニューで集客を狙う際の注意点
シーズン別メニューで集客を考える際には、以下のような点に注意が必要です。
採算が取れるよう考慮する
集客に繋がるような季節メニューを作り、実際に売上がアップしたとしても、営業利益が下がってしまうと、忙しいのにも関わらず経営は厳しくなってしまいます。
シーズン別メニュー開発にあたっては、原価計算や予算設定、安定して仕入れられるルートなどを考慮することが大切です。試運転してみてもし採算が悪いと感じた場合は、早期にメニューの改善を行う決断力も持っておくようにしましょう。原価を上げ過ぎずに人気のメニューを作るポイントについては、後ほど詳しくご紹介します。
効率が下がり過ぎないようにする
シーズン別メニューで普段とは異なる工程を入れた場合、通常メニューよりも提供までに時間がかかり過ぎてしまうリスクがある点にも注意したいところです。下準備や調理、盛り付けなどに時間がかかり過ぎるとお客様を待たせるだけでなく、スムーズにサービス提供するために人件費を余分にかけなければならない可能性もあります。
盛り付けや下準備をスピーディに済ませる練習や工夫と併せて、提供までに時間がかかることや待ち時間の目安などを事前に周知することで、トラブルのリスクを避けやすくなります。SNS映えするメニューであれば、快く待ってもらえる場合も多いものですが、常に効率は意識しておくことをおすすめします。
日替わり、週替わり、期間限定などを活用する
通常のメニューに加えてシーズン別のメニューも提供する場合、お店の規模やスタッフの数によっては、一度に多くのメニューに対応できない場合もあります。メニューを増やすことで食材ロスが出るリスクもあるため、期間限定に加えて「曜日限定」「一日〇食限定」など、提供できる数や曜日、時間帯を更に限定するのも1つの方法です。限定にすることでメニュー自体の価値が高まるといったメリットも期待できるでしょう。
シーズン別おすすめのメニュー例を紹介
シーズン別のおすすめメニュー例について、以下でいくつかピックアップしてご紹介します。
春におすすめのメニュー
春のメニューとしては、桜を使ったスイーツやドリンクなどがおすすめです。桜の花びらの塩漬けなどを使うことで、淡いピンクが差し色となった春らしいメニューづくりが可能です。抹茶や山菜なども春メニューと相性が良く、春の芽吹きを思わせたり、新緑のヘルシーなイメージを演出したりできるでしょう。キーワードとしては「お花見」「ひなまつり」「入園入学」など、お祝いムードがあり彩りのよいメニューづくりを意識するとよいでしょう。
夏におすすめのメニュー
かき氷やピンス、冷麺など、昔から夏限定のシーズンメニューは多いものです。暑さが厳しく、食欲も落ち込みがちな時期のため、辛みのあるメニューやすっきりと食べられる涼しげなメニューがおすすめです。キーワードとしては「七夕」「夏休み」「花火」「浴衣」などが挙げられます。アイスコーヒーなど冷たい飲み物がよく出る時期でもあるため、水出しコーヒーやフローズンドリンクなど、飲み物のシーズンメニューを増やすのもおすすめです。
秋におすすめのメニュー
秋は果物や根菜など、旬の食材が豊富に揃う時期でもあります。栗やサツマイモ、洋ナシ、いちじくなど選択肢も多く、秋向けメニューに使う食材選びに迷うことも多いでしょう。
キーワードとしては「紅葉」「ハロウィン」「敬老の日」「運動会」などが挙げられます。近年は秋を感じる期間が短くなりつつあるため、気温が下がらないうちはサツマイモをトッピングしたムースや、レンコンの冷やしあんかけなど、冷たいメニューに秋の食材を添えてみるのもよいでしょう。
冬におすすめのメニュー
クリスマスや年末年始にバレンタインなど、冬はイベントの多い時期でもあります。寒い時期のため、ポトフやシチューなどの温まるメニューづくりに加えて、肉料理などハレの日らしい少し贅沢なラインアップを準備するとよいでしょう。忘年会や新年会シーズンでもあるため、団体用のパーティーコースなども用意できると集客に繋げやすくなります。年末年始は、食材の不足や期限切れが出ないよう、ストックや仕入の管理をしっかりと行うことも大切です。
シーズン別メニューで集客する際のポイント
シーズン別メニューで集客する際に押さえておきたいポイントについてもご紹介します。
PRは積極的に行う
シーズン別メニューを含む新メニューやキャンペーンを始める場合、よいメニューや企画を作ることも大切ですが、できるだけ多くの人へ周知することも同じくらい重要です。無料で活用できる各種SNSには、早めに新メニューの投稿をしてPRするようにしましょう。Googleマップへの店舗情報掲載も、お店の場所や営業時間、休業日などがわかりやすくなるためおすすめです。
メニューブックにも工夫を
SNSによる宣伝だけでなく、偶然来店した顧客に対する店内PRも必要です。ポスターやメニューブックなど、期間中だけ使用できるような仕様の販促品も準備しておくとよいでしょう。
メニューブックは、席についてメニューを見た時に「注文してみようかな」と思ってもらえるような配置、デザインにすることが大切です。シズル感のあるメニュー画像や魅力的なメニュー名といった、調理や盛り付け以外の工夫もするようにしましょう。
内装も季節感を演出する
メニューブックやポスターの準備と併せて、内装や外装の飾りつけ、オブジェなども季節に応じて変化をつけるようにしましょう。季節感のある盛り付けにするだけでなく、店内全体がSNS映えするような空間であるのが理想です。とにかく飾り立てればよいということではなく、お店のコンセプトに合った内装や外装となるようにしましょう。
シーズンに左右されない定番メニューを持つ
シーズンごとに工夫を凝らす一方、通年で提供できる定番/王道メニューを持つことは、カフェ運営上重要です。カフェの定番メニューとして必須のコーヒーはオーナーのこだわりが出しやすく、サイドメニューとしてもカフェの顔としてもおすすめできる王道メニューの1つです。
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シーズン別メニューを活用してカフェの集客をアップしよう
カフェ経営で集客を考える際、シーズン別のメニュー開発はとても重要です。季節を感じられるイベント性による集客が見込めるほか、おいしい旬の食材を使えば原価率も抑えやすくなります。定期的に新しいメニューを打ち出すことでリピーターに飽きさせることなく、新規顧客が来店するきっかけづくりもできるでしょう。
集客できるメニューづくりには、味や盛り付けの魅力はもちろん、原価率や営業利益なども考慮して開発することが大切です。迷ったらプロのサポートを受ける方法も選択肢に入れつつ、お客様に喜ばれるメニュー開発を目指しましょう。
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