暑い時期こそ試したい!夏に飲みたくなるコーヒー特集

季節を問わずいつでも楽しめるコーヒーですが、暑い夏の時期だからこそ飲みたくなるコーヒーメニューもあります。夏に飲むとおいしいコーヒーにはどんな種類があるのか、暑い時期に試したいおすすめの飲み方も気になる方が多いのではないでしょうか。

この記事では「夏に飲みたくなるコーヒー特集」と題して、暑い時期に試したいコーヒーの飲み方やおすすめのコーヒーメニューなどについてご紹介しています。定番の飲み方はもちろん、意外な飲み方やアレンジレシピなどもご紹介していますので、夏にコーヒーを楽しみたい際の参考にしてみてください。

夏の定番!アイスコーヒー

アイスコーヒーは「夏に飲むコーヒー」として、もっともイメージされやすい定番の飲み方の1つです。アイスコーヒーの基本の作り方や、おすすめのアレンジ方法をいくつかご紹介しましょう。

基本のアイスコーヒー

ドリップコーヒーを使ったオンザロックスタイルのアイスコーヒーの作り方は以下の通りです。

<用意するもの(1人分)>

  • コーヒー粉 15g
  • 熱湯 180ml
  • 氷  150g(キューブ氷8個前後)
  • 1~2杯用のドリッパーとフィルター
  • 抽出用ケトル
  • グラス
  • マドラー

<作り方>

  • 1.グラスいっぱいに氷を入れ、グラスの上にドリッパーを乗せる。
  • 2.ドリッパーへコーヒー粉をセットし、熱湯をゆっくりと注ぐ。
  • 3.抽出し終わったらドリッパーを外し、グラスを軽くかき混ぜて出来上がり。

氷を入れたグラスの上に直接ドリッパーをセットして抽出する方法です。濃いめに抽出したコーヒーが氷で冷やされるため、冷えるのを待たずにおいしいアイスコーヒーが楽しめます。

抽出する際はお湯が細くなるようにゆっくりと注ぐのがポイントです。

▶ 3~4人分のアイスコーヒーを作る場合の動画はこちら

水出しコーヒー

水出しコーヒーとは、水で抽出したコーヒーのことです。「コールドブリュー」や「ダッチコーヒー」と呼ばれることもあります。お湯ではなく水を使い、ゆっくりと時間をかけて抽出するため、クリアで柔らかな味わいが楽しめます。

水出しコーヒーは、専用のコーヒーバッグがあればピッチャーやマイボトルへセットするだけで、自宅でも簡単に作ることができます。水出しコーヒーの基本の作り方は以下の通りです。

<用意するもの>

  • 水出し用コーヒーバッグ 1パック(20g)
  • 水350ml
  • マイボトルまたはピッチャーなど

作り方

  • 1.ボトルまたはピッチャーへコーヒーバッグを入れる
  • 2.水を注いで2~4時間で出来上がり

ピッチャーを冷蔵庫へ入れる場合は4時間、マイボトルに入れて携帯する場合は、ボトルの中に氷を入れておくと2時間ほどでおいしい水出しアイスコーヒーが出来上がります。

水出しコーヒーについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

▶ 関連記事:『水出しコーヒーとは?アイスコーヒーとの違いやおいしい作り方を紹介』

炭酸コーヒー

炭酸でコーヒーを割って飲む炭酸コーヒーは、近年カフェなどでもよく見かけるようになってきました。炭酸によってできるクリーミーな泡とコーヒーのコクや香りが、まるで黒ビールのように味わえる夏におすすめの飲み方です。

炭酸コーヒーの基本の作り方は、炭酸とアイスコーヒーを1:2または1:3の割合で注ぐだけ。お好みで氷を入れたり、レモンスライスを飾ったりするのもおすすめです。

炭酸コーヒーについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

▶ 関連記事:『炭酸コーヒーとは?歴史や味の特徴、作り方やアレンジ方法を紹介』

アイスカフェオレ

冷たいアイスカフェオレも、暑い夏に飲みたくなる人気コーヒーメニューの1つです。アイスコーヒーと牛乳を1:1の割合で注ぐだけでできるため、自宅でも気軽においしいアイスカフェオレを楽しむことができます。

牛乳、氷の順にグラスに入れ、最後に静かにコーヒーを注ぐと、綺麗な2層のアイスカフェオレを作ることができるので、ぜひ試してみてくださいね。

▶ アイスカフェオレの作り方や1人分のレシピを確認したい方はこちら

抽出器具がない場合は、カフェオレベースをおすすめ

「カフェオレベース」は、希釈用コーヒー飲料で、牛乳とまぜるだけで簡単に、コク深くマイルドなカフェオレが楽しめる商品です。

これまでの「カフェオレベース」は加糖タイプでしたが、無糖タイプも誕生!

無糖のままで楽しむのはもちろん、自分好みの甘さに調節したり、スイーツやアルコールと合わせてアレンジしたり、楽しみ方の幅が広がります。ホットでもアイスでも…!いろいろな楽しみ方をお試しください。

▶「カフェオレベース」の商品はこちら

夏だからこそ飲むホットコーヒー

夏は冷たい飲み物を選びがちですが、ホットコーヒーもおすすめです。夏にホットコーヒーを飲むメリットや、基本の作り方をご紹介しましょう。

夏にホットコーヒーを飲むメリット

夏は屋外に出ると気温が高いため冷たい飲み物が欲しくなりますが、オフィスや商業施設の中は意外と冷房が効いていて、長時間いると体が冷えてしまう場合も少なくありません。

冷房が強い部屋で長時間過ごす必要がある時は、夏でもホットコーヒーなどの温かい飲み物で体の内部を温めるのがおすすめです。冷たい飲み物の飲み過ぎや、強い冷房で冷えきった体を内側から温めることで、代謝アップや胃腸の調子を整える効果も期待できます。

基本のホットコーヒーの作り方

ホットコーヒーをおいしく楽しめる基本の作り方は以下の通りです。

<用意するもの>

  • ドリッパー
  • メジャースプーン
  • サーバー
  • コーヒー粉
  • コーヒーケトル
  • ペーパーフィルター

<作り方>

  • 1.出来上がり量の2倍のお湯を沸かし、ドリッパーやサーバーにお湯を注いで温めておく。
  • 2.ペーパーフィルターをドリッパーへセットし、コーヒー粉を入れる。
  • 3.コーヒーケトルからドリッパーへコーヒー全体にお湯が行き渡る程度まで注ぎ、20秒ほど蒸らす。
  • 4.蒸らし終わったらケトルで小さな円を描くようにドリッパーへ複数回に分けてお湯を注ぐ
  • 5.抽出が終わったらドリッパーを外し、サーバーからカップへ注いで出来上がり

蒸らす時間などを確認するのにキッチンタイマーなどがあると便利です。お湯で器具を温める際、カップも温めておくようにします。お湯を注ぐ量は2回目がもっとも多くなるようにして、3回目、4回目と徐々に減らしていくように注ぐとよいでしょう。

コーヒーのいれ方についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

▶ 関連記事:『ペーパードリップコーヒーのいれ方動画解説!必要な器具やコツもご紹介』

夏におすすめのホットコーヒー

夏におすすめのホットコーヒーとしては、フルーティさと酸味が楽しめるタイプがおすすめです。エチオピアやグァテマラのシングルオリジン、ブレンドを選ぶとよいでしょう。

焙煎度合いが浅煎りのものはクリアな味わいが楽しめます。

▶ 夏におすすめのアレンジも!おすすめコーヒーレシピが満載の動画コンテンツはこちら!

夏に試したいコーヒーを使ったアレンジレシピ

基本のコーヒー以外にも、夏に試したくなるコーヒーを使ったアレンジレシピをご紹介します。

カフェ・ジュレ・オ・レ

ジュレ状にしたコーヒーに牛乳を加えて楽しむカフェ・ジュレ・オ・レのレシピです。

<用意するもの(2人分)>

  • コーヒー 140ml
  • 粉ゼラチン 2.4g
  • 水 12ml
  • グラニュ糖 24g
  • 牛乳 70ml程度
  • 氷 適量

<作り方>

  • 1.ゼラチンは水を加えて15分ほど置いておく
  • 2.サーバーまたはボウルへコーヒーとふやかしたゼラチン、グラニュ糖を入れ、ゴムベラなどで混ぜる
  • 3.容器一杯まで氷を入れて素早くかき混ぜ、できたゼリー液をグラスへ注ぐ
  • 4.冷蔵庫で好みの固さになるまで冷やす
  • 5.冷蔵庫から出したグラスへ牛乳を注ぎ、ストローやマドラーでゼリーと牛乳をかき混ぜたら出来上がり

お好みで凍らせたコーヒーを浮かべたり、クラッシュアイスを加えたりするのもおすすめです。

▶ 詳しい作り方をチェックしたい場合はこちら

コーヒーシェイク

暑い夏にぴったりのスイーツのように楽しめるコーヒーシェイクのレシピです。

<用意するもの(2人分)>

  • アイスコーヒー 200ml
  • バニラアイスクリーム 60ml
  • チョコレートソース 30ml

<作り方>

  • 1.全ての材料をミキサーへかける
  • 2.全体が混ざってシャーベット状になったらグラスへ注いで出来上がり

最後に余ったチョコソースやバニラアイスをトッピングしたり、ミントの葉を飾ったりするのもおすすめです。

アフォガード

アフォガードは、イタリアの代表的なデザートの1つ。本来はエスプレッソコーヒーとジェラートで作りますが、ここではドリップコーヒーとバニラアイスで作る方法をご紹介します。

<用意するもの(2人分)>

  • バニラアイス 120~130ml
  • 濃いめのコーヒー 30ml

<作り方>

  • 1.コーヒー粉10gで50-60ml程度になるよう、濃いめにコーヒーを抽出する
  • 2.バニラアイスを器へ盛り付け、温かいうちにコーヒーを回しかけて出来上がり

コーヒーを濃いめに抽出することと、温かいうちにアイスにかけるようにするのがポイントです。フィンガービスケットやシナモンパウダーなどでアレンジするのもよいでしょう。

アフォガードについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

▶ 関連記事:『アフォガードとは?意味や作り方、おすすめのアレンジを紹介』

夏の夜にぴったりなコーヒーカクテル

最後に、夏の夜を楽しむのにぴったりなコーヒーを使ったカクテルのレシピをご紹介しましょう。

カフェ・トロピカーナ

ダーク・ラム酒と炭酸を使った飲みやすいコーヒーカクテル「カフェ・トロピカーナ」のレシピです。

<用意するもの(2人分)>

  • アイスコーヒー 200ml
  • シュガーシロップ 40ml
  • ダーク・ラム 10ml
  • 炭酸 120ml
  • 氷 適量

<作り方>

  • 1.氷を入れたグラスにシュガーシロップ、ダーク・ラム、アイスコーヒーを入れてかき混ぜる
  • 2.層ができるように氷に伝わせながら炭酸を静かに注いで出来上り

炭酸以外の材料はシェイカーを使って混ぜるとより本格的です。混ぜる時に少量の生クリームを加えてもおいしく仕上がります。

スパークリングカフェ

サクランボから作る蒸留酒「キルシュワッサー」を使ったコーヒーカクテル「スパークリングカフェ」のレシピです。

<用意するもの(2人分)>

  • アイスコーヒー 60ml
  • メープルシロップ 60ml
  • キルシュワッサー 10ml
  • 炭酸 200ml
  • 氷 適量

<作り方>

  • 1.グラスにメープルシロップとキルシュワッサー、アイスコーヒーを加えてかき混ぜる
  • 2.氷を加え、氷に伝わせるように炭酸を注いだら出来上り

カフェ・トロピカーナと同じ工程でできるため、飲み比べしてみるのもおすすめです。

▶ お酒を使ったアレンジコーヒーレシピをもっと見たい方はこちら

夏においしいコーヒーを楽しもう

定番のアイスコーヒーはもちろん、炭酸やリキュールを入れたり、時には敢えてホットを楽しんだり。暑い時期にこそ試したいコーヒーのアレンジレシピを参考に、夏のコーヒーを満喫しましょう。