監修 | キーコーヒー コーヒー教室 シニアインストラクター |
金井 育子(かない いくこ) |
カフェで飲むような美味しいアイスコーヒーを自宅でもいれたい。今回はそんな方におすすめの、プロが教えるアイスコーヒーが格段に美味しくなるいれ方を解説します。また急冷法のいれ方と、水出しのいれ方による味や保存期間の違い、アイスコーヒーにおすすめの豆(粉)とアレンジレシピをご紹介します。
2018.07.20
監修 | キーコーヒー コーヒー教室 シニアインストラクター |
金井 育子(かない いくこ) |
カフェで飲むような美味しいアイスコーヒーを自宅でもいれたい。今回はそんな方におすすめの、プロが教えるアイスコーヒーが格段に美味しくなるいれ方を解説します。また急冷法のいれ方と、水出しのいれ方による味や保存期間の違い、アイスコーヒーにおすすめの豆(粉)とアレンジレシピをご紹介します。
急冷法のアイスコーヒー | 水出しアイスコーヒー | |
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味の特徴 | 香り高くキリッとした苦味があり、しっかりとした味わい | 苦味が強くないため、まろやかな味わい |
急冷法を使ったアイスコーヒーは、熱いお湯を使って濃くいれたものを氷で冷却するため、しっかりとした味わいが楽しめます。きりっとした苦味を楽しみたい人向けです。 水出しコーヒーは低い温度で時間を掛けてコーヒーの成分を引き出すので、苦味があまり強くなく、口当たりが柔らかいのが特徴です。
深煎り、極深煎りの豆(粉)を使用します。アイスコーヒー専用の豆、もしくはフレンチロースト以上のものを使用しましょう。 アイスコーヒーをいれる場合、ホットコーヒーの時よりも少し多めに粉を使用します。(コーヒー粉10gに対してお湯100㏄)理由としては、抽出後の急冷と、グラスに入れた際の氷が溶けてもしっかりした味を出すためです。
抽出~冷却法は、「アロマフラッシュ トラジャブレンドフレンチ」がおすすめです。苦味が強い表示となっていますが、トアルコトラジャが持つ爽やかな酸味も感じることができるため、アイスコーヒーに向いています。 粉製品は香りが弱いと思われがちですが、こちらの商品は缶内の圧力を高めて香りを閉じ込めるよう作られているので開けた瞬間にもコーヒーの香りが広がります。
急冷法のアイスコーヒー | 水出しアイスコーヒー | |
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美味しく飲める作り置きの期間 | 抽出後要冷蔵で48時間 | 水に触れてから要冷蔵で48時間 |
最大の作り置きの期間 | 抽出後2日以内にお召し上がりください | |
用途 | すぐに飲みたい時 | 手間を掛けずに作りたい時 |
急冷法の場合は抽出~急冷後すぐに味わえるというメリットがあるので、その場ですぐに飲みたい時に用いると良いです。水出しの場合は、できあがるまでに時間が掛かりますが、使用する器具も少なく、手順も少ないので簡単に作れるのが魅力です。
基本的には最大2日。それ以上時間が経ってしまうと、香りがどんどん抜けてしまいます。また液体にとろみが出てしまい、本来の香りや飲み心地が楽しめなくなってしまいます。美味しく味わいたい時は2日以内にお召し上がりください。
1
ポーションシロップをグラスに2つ入れます。2
グラスの中に勢いよく1/3ほど牛乳を入れ、シロップとよく混ぜます。3
氷を入れます。 牛乳の表面に氷の頭が出るくらいに入れるのがポイント。4
コーヒーを少しずつゆっくりと入れます。 氷に沿わせるイメージで入れるときれいにツートンになります。層になっていることを確認しながら、1:1の割合で注いでください。1
ポーションシロップを1つ入れます。2
水出しアイスコーヒーを90ml注いでシロップとよく混ぜてください。3
氷を適量入れます。4
炭酸を氷に沿わせながら30ml注ぎます。 3:1の割合を意識すると見た目もきれいにできあがります。アイスコーヒーはそのものを味わっても美味しいですが、実はいろいろな割り方ができる飲み物です。今回ご紹介したレシピ以外にもたくさんのアレンジレシピがあります。
アイスコーヒーの種類 | おすすめの割りもの |
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しっかりと飲み応えのある苦味タイプのアイスコーヒーの場合 | 乳製品(牛乳、豆乳、アーモンドミルク)や練乳キャラメルや、チョコレートソースなど粘度感のあるもの |
水出しアイスコーヒーやすっきりしたタイプの(苦味が少ない)アイスコーヒーの場合 | 炭酸、ミント、グレープフルーツジュース ミントを叩いて入れるとさらに爽やかに |
酸味の強いアイスコーヒー | 柑橘系のジュース、コアントロー(オレンジ)、キリッシュなどのリキュール系 |
アイスコーヒーの味わいや口当たりの違いに応じておすすめの割り方があります。アイスコーヒーの味のタイプに応じて様々な飲み方を試して、ぜひお気に入りの味を見つけてください。
アイスコーヒーは抽出法の特徴をおさえれば、おうちで簡単に、しかもお店で飲むような味わいを出すことができます。急冷法と水出しでは味に違いがあるので、好みによっていれ方を選べるのも良いでしょう。
また、アレンジレシピも豊富にあるので、その時の気分に応じてひと工夫すれば、アイスコーヒーの新たな一面も見つけられます。ぜひ、いろいろな飲み方であなただけのアイスコーヒーを楽しんでください。記事監修
金井 育子(かない いくこ)