コーヒーという情熱

【コーヒーカクテルの作り方】お酒を使ったアレンジコーヒーのレシピ

2019.03.07

レシピ

コーヒー好きでお酒も好き、そんな方はちょっぴり「大人のコーヒーカクテル」はいかがでしょうか?
今回はお酒を使ったコーヒーカクテルのレシピをご紹介いたします。

コーヒーカクテルを作ってみましょう

コーヒーカクテルとはアルコールを使ったアレンジコーヒーです。リキュールやブランデーでひと手間加えたアレンジコーヒーはまさに大人の味。 もともと香りの強いお酒を材料にするため、作る際には苦味の強いコーヒーを用意するのがポイント。深煎りや極深煎りといった濃い目のコーヒーが相性抜群です。 今回はコーヒーカクテルの作り方を5つご紹介します。ご家庭で、家族やお友達、大切な人と大人のアレンジコーヒーを楽しんでみてください。

アレンジカクテル01「カフェ・パリサイ」

ラム×コーヒー

<材料>

・濃い目のコーヒー液 (深煎り豆10~12g) 120cc

・ラム酒 大さじ2杯(30cc)

・生クリーム(半立て) 大さじ1杯(15cc)

<レシピ>

⑴ コーヒーを120ccに抽出

⑵ 温めたグラスにラム酒を注ぐ

⑶ ⑵にコーヒー液を加える

⑷ ⑶に蓋をするように生クリームを浮かべる

⑸ お好みでシュガーを加えて仕上げる


 

<point>

生クリームを綺麗に乗せるコツは真ん中から流し入れるよう意識することです。外にゆっくりと広がり綺麗な層が生まれます。

<memo>

ラムの香りをクリームで閉じ込めたコーヒーカクテルです。禁酒を課されていることで知られるパリサイ派*。その信徒が隠れてお酒を飲むために考案されたのが名前の由来です。

*パリサイ派…前2世紀中葉,律法学者の指導下に興ったユダヤ教の一派。

アレンジカクテル02「アイリッシュコーヒー」

アイリッシュウィスキー×コーヒー

<材料>

・濃い目のコーヒー液 (深煎り豆10g) 100cc
・アイリッシュウィスキー (アイリッシュミスト※でも可) 小さじ2杯(10cc)
・コーヒーシュガー 小さじ2杯(10g)
・生クリーム(半立て)   大さじ1杯(15cc)
※アイリッシュミスト…アイリッシュウィスキーにハーブ、蜂蜜を加えたリキュール

<レシピ>

⑴ コーヒーを100ccに抽出

⑵ 温めたグラスにコーヒーシュガーを入れる

⑶ アイリッシュウィスキーを注いでから⑴を加える

⑷ 生クリームを浮かべ完成


 

<point>

クリームを注ぐ前にコーヒーと砂糖を混ぜておくと見た目を損なわずに飲むことができておすすめ。 アイリッシュミストを使う場合はシュガーを少なめにすると甘すぎず丁度いい塩梅に。

<memo>

アイルランド出身のアレンジコーヒー。寒村に住む人々が寒さに耐えるために編み出されたコーヒーカクテルです。

アレンジカクテル03「カフェ・ロワイヤル」

ブランデー×コーヒー

<材料>

・濃い目のコーヒー液 (深煎り豆12g)  120cc
・角砂糖  1~2個
・ブランデー 大さじ1杯(15cc)

<レシピ>

⑴ コーヒーを120ccに抽出

⑵ 温めたカップに⑴を注ぐ

⑶ ロワイヤルスプーン※に角砂糖をのせてカップの縁に引っ掛けてのせる

⑷ ⑶の角砂糖にブランデーをしみこませる

⑸ ⑷に点火する

⑹ 角砂糖が溶けたらスプーンごとコーヒーの中に入れかき混ぜる

※ロワイヤルスプーン…先端がかぎ爪状になったスプーン


 

<point>

カップには口が広いものを使うのがおすすめです。狭いカップは点火しづらいため注意。先にスプーンを温めておくとよりスムーズに着火できます。

<memo>

ナポレオンをはじめとしたフランス上流階級の人々に愛されたコーヒーカクテルです。パーティで使われる演出法をカップの中に再現。ロワイヤルの名前に恥じない豪華なアレンジコーヒーです。

アレンジカクテル04「カフェ・ポンパドール」

オレンジリキュール(オレンジキュラソー)×コーヒー

<材料>

・濃い目のコーヒー液 (深煎り豆10~12g) 120cc
・コーヒーシュガー 小さじ2杯(10g)
・生クリーム(半立て) 大さじ1杯(15cc)
・コアントロー※1 大さじ1杯(15cc)
・オレンジピール 少々
・ナツメグ※2 少々
※1グランマルニエ・オレンジキュラソも使用可

※2お好みでナツメグを加えるのもおすすめ
 

<レシピ>

⑴ コーヒーを120ccに抽出

⑵ 温めたカップにコーヒーシュガーを入れる

⑶ ⑵にコアントローを入れ、コーヒーを注ぐ

⑷ 生クリームを浮かべる

⑸ オレンジピールをトッピングし完成


 

<point>

仕上げのオレンジピールは、下ごしらえの段階で表面をつぶしたり切り込むのがおすすめです。より香りが際立ちます。 コアントローはチョコとも相性良し。カフェ・ポンパドールを飲む際にはチョコレートをおつまみにするのもおすすめです。

<memo>

ルイ15世の寵愛を受けたポンパドール夫人の名を冠するコーヒーカクテル。使用するリキュールを30ccにすればお酒好きであった彼女好みの味に。

【番外編】コールドブリューのアレンジコーヒー

VANILLA SWEET CREAM(バニラスウィートクリーム)

<材料>

・コールドブリュー (水出し抽出のアイスコーヒー) 150cc
・バニラアイスクリーム 80~90ml
・ホイップクリーム 大さじ2杯(30g)
・ココアパウダー  少々

<レシピ>

⑴ グラスにバニラアイスを入れる

⑵ ⑴にコールドブリューを注いでいく

⑶ ホイップクリームをトッピングする

⑷ 仕上げにココアパウダーをふりかける

<point>

アイスクリームはラクトアイスがおすすめ。苦みが控えめでスッキリとした味わいのコールドブリューによくマッチします。 ホイップクリームも低脂肪のものを使うと全体のカロリーバランスがとれてグッド。

<memo>

いわゆる水出しコーヒーであるコールドブリュー。スッキリとした味わいにアイスを足したデザートアレンジコーヒー。

コーヒーに合うお酒各種

特にコーヒーとの飲み合わせが良いとされているお酒をピックアップしました。コーヒーとお酒を混ぜる際のポイントは以下の3点です。

・コーヒーカクテルを作る際には基本的に深煎りや極深煎りを使用

・スパイスや香草系はよく合う

・砂糖とクリームを一緒に入れるとまとまりやすくなる

リキュールを使う場合は3つの系統をチェック

コーヒーには種子系のチョコレートやナッツ類・果実系・スパイスや香草系がよく合うと言われています。そのためリキュールを選ぶ際にはこの3つの系統を選んでおけばまず間違いはないでしょう。また基本的にこうしたお酒は洋菓子で使われることが多いです。つまり3つの系統だけでなく、洋菓子に使われることの多いお酒も基本的にコーヒーと合わせても違和感がありません。

コーヒーカクテルを作るなら深煎りや極深煎りを用意しよう

副材料を入れてしまうと、コーヒーの風味が負けてしまうことがあります。それを防ぐためにもなるべく深煎りや極深煎りを用意してみましょう。しっかりとしたコーヒーの風味があるとお酒の香りに負けることなく、しっかりとまとまってくれます。例外としてハーブ系には浅煎りを使うのがおすすめです。浅煎りならハーブの繊細な香りを損なわずにまとまってくれるでしょう。

合わせるものに困ったら砂糖とクリームでまとめよう

コーヒーには苦みと酸味があります。苦みには砂糖を、酸味にはクリームを足すことで中和することができます。そのため副材料にこの二つを混ぜることで無理なくコーヒーとお酒をまとめてくれます。

ちょっぴり大人なコーヒーを楽しんでください

香り物であるコーヒーはお酒の風味を消すことなく引き立てます。よりおいしく、一味違ったコーヒーやお酒を楽しみたいという方はぜひ今回紹介したカクテルコーヒーを試してみてください。またどれを作ったらいいかわからないと悩まれている方にはミニチュア瓶がおすすめです。通常の瓶よりも量が少なく、お試しにはうってつけ。値段がお手頃なのも嬉しいところです。今回の組み合わせだけでなくあなた好みの大人なアレンジコーヒーを楽しんでみてください。

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