ご家庭で本格的なコーヒーを楽しむには?抽出方法やコツを紹介!
2025.02.19
豆知識

ご家庭で本格的なコーヒーを楽しむのには、どのような方法があるでしょうか。毎回カフェに行くのもよいですが、ご家庭内でおいしいコーヒーが楽しめるようになれば、もっと手軽でリーズナブルに楽しむことが可能です。
この記事では、ご家庭でおいしいコーヒーを楽しむためのポイントや基本の抽出方法に加え、簡単でおいしいコーヒーのアレンジメニューなどについてご紹介しています。こだわるポイントやアレンジ方法をチェックして、ぜひ試してみてください。
ご家庭でおいしいコーヒーを楽しむポイント
ご家庭でおいしいコーヒーを楽しむためのポイントについてご紹介します。
コーヒー豆にこだわる
おいしいコーヒーを楽しむためには、おいしいコーヒー豆を選ぶことが大切です。コーヒー豆は産地によって味や香りも異なるため、いろいろなコーヒーを試して、自身の好みを知るところから始めてみましょう。
コーヒー豆の選び方は、同じ産地から収穫された単一のコーヒー豆(シングルオリジン)を選ぶ方法と、複数の産地のコーヒー豆を組み合わせたコーヒーから選ぶ方法と大きく2つに分けられます。
シングルオリジンのコーヒーは「ストレートコーヒー」、複数の種類のコーヒー豆を配合したコーヒーは「ブレンドコーヒー」と呼ばれます。
自分の好きなストレートコーヒーを選んで楽しむのもよいですが、産地ごとの特徴を活かして配合されたブレンドコーヒーからも、お気に入りの味を見つけることができるでしょう。
また、コーヒー豆は産地だけでなく、焙煎の度合いによっても味が変わります。焙煎には「ライトロースト」「イタリアンロースト」など、浅煎りから深煎りまで8段階に分けられており、浅煎りは酸味がより際立ち、深煎りになるほど苦みやコクが際立つようになっています。
挽き方にこだわる
コーヒー豆の挽き方には「極細挽き」「細挽き」「中細挽き」「中挽き」「荒挽き」の5種類があり、抽出方法によって適した挽き方が異なります。極細~細挽きは主にエスプレッソ用として、細挽きはサイフォンに、中細挽きは一般的なペーパードリップ、中挽きはネルドリップやドリツプ式コーヒーメーカー、フレンチプレス、荒挽きはパーコレーターでの抽出に適しているとされています。
コーヒー粉は空気に触れると劣化しやすいため、できるだけ挽きたてのものを使うのがおすすめです。
抽出方法に合わせた挽き方を選び、都度挽くことで、香り高いコーヒーが楽しめます。
抽出方法にこだわる
コーヒーの抽出方法にも、さまざまな種類があります。紙のフィルターを使って抽出するペーパードリップや、布製のフィルターを使うネルドリップのほか、パーコレーターやフレンチプレスなど、専用の器具を使う抽出方法もあります。
手軽に抽出したい方は、コーヒー粉をセットしてお水を入れるだけで抽出できるコーヒーメーカーを使うとよいでしょう。
エスプレッソを抽出する場合、専用のエスプレッソマシンを用意する必要があります。
ハンドドリップとコーヒーメーカーはどっちがいい?
ペーパードリップによる一般的なコーヒーの抽出方法には、ケトルでお湯を沸かして手動で注ぐハンドドリップと、コーヒーメーカーを使う方法に大きく分けられます。ハンドドリップとコーヒーメーカーはそれぞれメリットが異なるため、お好みやシーンに応じて選択するのがおすすめです。
ハンドドリップのメリットは、フィルターとコーヒー粉をセットしたドリッパーへお湯を注ぐなど、抽出の手順をすべて手動で行えるため、こだわりを反映させやすい点が挙げられます。
ケトルでお湯を沸かす際の蒸気や音、ドリッパーへお湯を注ぐタイミングなど、抽出する際の時間にも、一種の楽しみを見つけることができるでしょう。
一方、コーヒーマシーンのメリットは一度に大容量のコーヒーが抽出できる点にあります。マシーンで抽出したコーヒーは味も安定しやすく、抽出している間に料理など別のこともできるため、忙しい朝などに大変便利です。
ハンドドリップとコーヒーメーカーのそれぞれのメリットを理解して、シーンに応じて使い分けするのがよいでしょう。
基本的なコーヒーの抽出方法
ここでは、ハンドドリップによるペーパードリップ式の基本のいれ方をご紹介します。
<用意するもの>
・ドリッパー
・メジャースプーン
・サーバー
・コーヒー粉(中細挽き:1杯につき10g)
・コーヒーケトル
・ペーパーフィルター
・タイマー
ドリッパーとサーバー、フィルターは杯数に合ったサイズのものを選びます。フィルターはドリッパーの形状、サイズにあったものを選ぶようにしましょう。
コーヒー粉を計量する際、メジャースプーンの代わりにキッチン用のはかりを使う方法もあります。
安定した抽出を目指すには、ドリッパーとサーバーフィルターは杯数と形状を合わせたものをまとめてそろえてしまうのがおすすめです。
<基本のいれ方>
ハンドドリップによるコーヒーの基本のいれ方(3杯分のレシピ)は次の通りです。
1. 器具へお湯を注いで温めます。サーバーにドリッパーだけをセットした状態でお湯を注ぎ、サーバーを軽く回して全体を温めたら、サーバーからカップへお湯を注いで温めます。
2. ペーパーフィルターのチャック部分を折ってドリッパーへセットし、メジャースプーンまたははかりを使ってコーヒー粉を入れます。
3 タイマーをセットし、1回目のお湯を注ぎます。1回目は内側から外側へ渦を描くように細く少量注ぎ入れ、20秒ほど蒸らします。
抽出した後、サーバー内の上下でコーヒーの濃さが異なるため、サーバーを軽く回して中味を混ぜ味をととのえてから注ぐようにしましょう。
抽出時間が2分半~3分以内に出来上がるようにすると、酸味と苦味のバランスがよいコーヒーが楽しめます。
4. 蒸らしが終わったら、2回目のお湯を注ぎます。2回目以降はたっぷりと注ぎ、500円玉を繰り返し描くように回しながら注ぎます。中央の泡が全体に膨らんできたらストップします。 3杯分の場合は500円玉ですが、2杯は10円玉、1杯は1円玉の円を繰り返し描くようにします。
5. お湯を注ぐのを止め、中央が凹んできたら、ドリッパー内のお湯の動きが止まらないうちに3回目のお湯を注ぎます。注ぎ方は2回目と同様で、表面に泡が残っていれば、お湯を注ぐタイミングが適切であったサインです。
6. 1杯あたり120mlとして、必要な目盛りに到達したらお湯を注ぐのを止め、タイマーをストップしてドリッパーの中にお湯が残っていても外し、サーバーからカップへコーヒーを注いで出来上がりです。
ご家庭でカフェ気分を味わう!試してみたいコーヒーメニュー
基本のいれ方をマスターしたら、アレンジコーヒーにもチャレンジしてみましょう。ご家庭で簡単に試せるコーヒーメニューのレシピをご紹介します。
アイスコーヒー
濃いめに抽出したコーヒーと氷を使ったアイスコーヒーの作り方は次の通りです。
<用意するもの(2杯分)>
- ハンドドリップに必要な器具
- コーヒー粉40g
- 氷 160g
- スプーンまたはマドラー
<作り方>
1. ドリッパーへフィルターとコーヒー粉をセットし、少量のお湯を注いで蒸らします。
2. 蒸らし終わり注ぎ2回目からは、中央に500円玉を繰り返し描く要領で注ぎ、カップ2杯分・240ml迄まで後3回程に注ぎ分け、濃い目のコーヒーを抽出します。
3. サーバーの目盛りが240mlまで来たらお湯を注ぐのを止め、氷160gをサーバーへ入れ、スプーンでかき混ぜながら一気に冷やします。
4. 氷のカラカラという音がしなくなったらかき混ぜるのを止め、氷を入れたグラスにコーヒーを注いで出来上がりです。
氷を入れてコーヒーを一気に冷やす作り方は「急冷法」と呼ばれ、香り高いアイスコーヒーを作ることができるおすすめの方法です。
アイスカフェオレ
ミルクとコーヒーの層が楽しめるカフェオレの作り方は次の通りです。
<用意するもの>
- アイスコーヒー 75m
- 牛乳 75m
- シロップ 適量
- グラス
- スプーン
- 氷 適量
<作り方>
1. グラスにお好みでシロップを入れます。
2. シロップを入れた後に牛乳を注ぎ、スプーンで軽くかき混ぜます。
3. お好みで氷を入れ、コーヒーを氷にあたるようにゆっくりと少しずつ注いで出来上がりです。
シロップと氷は省略しても構いません。2層にしなくてもよい場合は、牛乳と同量のアイスコーヒーを注げばアイスカフェオレが作れます。
アイスカフェモカ
エスプレッソコーヒーを使ったカフェモカの基本の作り方は次の通りです。
<用意するもの>
- エスプレッソコーヒー 30ml
- 牛乳 70ml
- チョコソース 適量
- 氷 適量
<作り方>
1. エスプレッソコーヒーは抽出後冷やしておきます。
2. グラスにチョコソース、牛乳の順に入れてよくかき混ぜます。
3. 氷を入れてエスプレッソコーヒーを注いだら出来上がりです。
お好みで生クリームやココアパウダー、シナモンなどをトッピングするのもおすすめです。エスプレッソコーヒーの代わりに、濃いめに抽出したコーヒーを使うこともできます。
ご家庭でもカフェレベルのコーヒーメニューを楽しもう
ご家庭で本格的なコーヒーを楽しむためには、コーヒー豆の産地や焙煎度合いに加え、挽き方や抽出方法にこだわることで、お気に入りの味を見つけやすくなります。
基本のいれ方をマスターしたらアレンジメニューも試してみるなど、お家カフェを楽しんでみてくださいね。
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