キャンプでコーヒーを楽しむ!おすすめのいれ方や焙煎方法、必要な道具について


家族や仲間内はもちろん、1人でも楽しめると話題のキャンプ。その大自然の中でコーヒーを味わってみませんか?キャンプでおすすめのコーヒーのいれ方をオリエンテーリング元U20日本代表のキーコーヒーセミナー講師がご紹介。必要な道具や詳しい手順も合わせて解説しますので、ぜひご覧ください。

キャンプコーヒーの魅力

日常の1つともなっている方の多い、コーヒー。しかし、キャンプ場で外の空気を感じながら飲むコーヒーの味はまた格別。非日常の空間であるキャンプでは、『コーヒーを抽出する』という、ルーティーンもどこか特別感のあるものに変化します。

お湯を沸かす、コーヒーを選ぶ、道具や抽出方法を考える…。準備段階からワクワクさせてくれるコーヒーは、キャンプでの特別なひと時をより充実したものにしてくれる名脇役です。 普段からコーヒーを飲む方はもちろん、あまり飲まないという方も、キャンプの楽しみの一つとして取りいれてみてはいかがでしょうか。

ドリップ式でのキャンプコーヒーのいれ方

シンプルでお家コーヒーでも定番の抽出方法、ドリップ式。「キャンプでもこだわりの一杯を飲みたい!」という方におすすめです。コーヒーをいれる過程を丁寧に味わえます。

ドリップ式でコーヒーをいれる際に必要な道具

① コーヒーケトル、水:720ml(3杯分) ② 熱源 ③ コーヒー豆:30g(3杯分) ④ メジャースプーン ⑤ コーヒーミル ⑥ コーヒードリッパー ⑦ コーヒーフィルター ⑧ サーバー ⑨ マグカップ

必要な道具は比較的多いですが、小さいものが多く持ち運びしやすいものばかり。マグカップやサーバー、コーヒードリッパーは、ガラスや陶器ではなく、割れにくいプラスチックやステンレス製のものがおすすめです。

ドリップ式でコーヒーをいれる手順

1 お湯を沸かす
2 ミルでコーヒー豆を挽く
3 ドリッパーにコーヒー(粉状になった)をいれる
4 ドリッパー内の粉全体を湿らすようにお湯を少し注ぐ
5 20秒ほど蒸らす
6 残りのお湯を4~5回に分けて注ぎ完成
最初にお湯をいれ始めてから3分を目安に抽出しましょう。 より手軽に楽しみたい方は、ミルで豆を挽く代わりに既に挽いてある粉を使用することも可能です。また、使用する前に、マグカップや抽出用の道具にお湯をいれて温めておくと、抽出したコーヒーが冷めにくくなります。

ドリップ式コーヒーのいれ方の詳細はこちら

パーコレーターでのキャンプコーヒーのいれ方

キャンプの雰囲気にぴったりな抽出方法がパーコレーター。家族や仲間で焚火を囲んで、コーヒーができるのを待つ時間も楽しめます。水とコーヒーをいれて火にかけるだけで、複数人分を一度に作れるので、大人数でキャンプをする方におすすめです。

パーコレーターでコーヒーをいれる際に必要な道具

① パーコレーター、水:600ml(4杯分) ② 熱源 ③ コーヒー豆:40g(4杯分) ④ メジャースプーン ⑤ コーヒーミル ⑥ マグカップ

キャンプ用のパーコレーターを選ぶ際は、丈夫で扱いやすいステンレス製がおすすめです。コーヒーをいれる人数にあったサイズのものを選びましょう。

パーコレーターでコーヒーをいれる手順

1 パーコレーターに水をいれ沸かす
2 ミルで豆を挽く
3 バスケット部分にコーヒー(粉状になった)をいれる
4 お湯が沸いたらバスケットをいれ、弱火で数分待つ
5 抽出液の色を見て好みの加減になったら完成
豆は粗挽き~中挽きがおすすめ。より手軽に楽しみたい方は、ミルで豆を挽く代わりに既に挽いてあるコーヒー粉を使用しても構いません。また、火をかける際は煮立たせすぎないよう注意が必要。火を止めるタイミングはコーヒーの色をもとにお好みで調節できますが、3分程度が目安です。中のコーヒーが噴き出てくる可能性があるので、火を止めた後も1分ほどは蓋を開けずに蒸らしましょう。

ドリップ オンでのキャンプコーヒーのいれ方

お湯を注ぐだけで簡単に作れるドリップ オン。今回ご紹介する中では最も道具が少なく、手軽にキャンプでコーヒーを楽しみたい方におすすめです。

ドリップ オンでコーヒーをいれる際に必要な道具

① コーヒーケトル、水:140m ② 熱源 ③ マグカップ ④ ドリップ オン

コーヒーケトルは軽量で使いやすいステンレス製や銅製がおすすめです。持ち手部分が本体横についているものは安定して持てます。

ドリップ オンでコーヒーをいれる手順

1 お湯を沸かす
2 ドリップ オンをマグカップにセットする
3 お湯を少し注ぐ
4 10秒ほど蒸らす
5 残りのお湯を2~3回に分けて注ぎ完成
マグカップは事前にお湯をいれて温めておくと、コーヒーが冷めにくくなります。1回目にお湯をかける際は、コーヒーの粉全体が湿る程度にしましょう。 また、キーコーヒーではドリップ オンコーヒーを多数ご用意しております。ぜひ、お好みで合わせてお試しください。
  

インスタントでのキャンプコーヒーのいれ方

ドリップ オンと同じく手軽に作れるインスタントコーヒー。ドリップ オンよりも分量の変更がしやすいので、大人数でのキャンプをする際におすすめです。

インスタントコーヒーをいれる際に必要な道具

① コーヒーケトル、水:150ml ② 熱源 ③ インスタントコーヒー:スプーン1杯(1杯分) ④ スプーン ⑤ マグカップ

インスタントコーヒーを瓶のまま持っていくことに抵抗がある方は、チャック付きの保存袋などに必要な量を詰め替えると便利。1杯分が小分けになったスティックタイプもおすすめです。

インスタントコーヒーをいれる手順

1 お湯を沸かす
2 マグカップにインスタントコーヒーをいれる
3 お湯を注ぐ
4 スプーンでかき混ぜる
マグカップは事前にお湯をいれて温めておくと、コーヒーが冷めにくくなり、美味しく飲めます。インスタントコーヒーやお湯の量は、マグカップのサイズに合わせて変更しましょう。

インスタントコーヒーのいれ方の詳細はこちら

キャンプでのコーヒー豆の焙煎方法

キャンプコーヒーに慣れてきたら、今度はコーヒー豆の焙煎に挑戦してみましょう。直火で生豆から焙煎するなんてキャンプならではの楽しみ。屋外だからこそ、煙や匂いなどを気にせずに楽しめます。

コーヒーを焙煎する際に必要な道具

① コーヒー豆(生豆) ② メジャースプーン ③ 手網 ④ 軍手などのグラブ ⑤ 熱源 ⑥ ざる ⑦ うちわ

手網は、写真のような、網タイプのものから、雰囲気のある陶器タイプのものまで様々。キャンプ用であれば、割れにくく軽量で扱いやすい網タイプがおすすめです。また、焙煎されたコーヒー豆はしばらく熱いため注意しましょう。

コーヒーを焙煎する手順

1 コーヒー生豆を洗い、手網にいれる
2 手網が火に直接触れない距離を保ち、ひたすら振る
3 豆が色づき始めたら、手網を火から少し離し、好みの色まで焙煎する
4 豆を網に移し、うちわで扇いで素早く冷やす ※熱いため要注意
手網を火から上げるタイミングにより焙煎の深さは変化します。 爆ぜ始めてすぐだと浅煎り、そのまま煎り続け2度目の爆ぜ音がした頃に上げると深煎り、両者の中間ぐらいが中煎りです。お好みのタイミングで上げましょう。

焙煎方法の詳細はこちら

大自然の中でコーヒーの美味しさを楽しみましょう

キャンプで飲むコーヒーの魅力やいれ方についてご紹介しました。コーヒー初心者の方でも手軽に楽しめるドリップ オンやインスタントコーヒー、キャンプ気分を高めるパーコレーターや焙煎など、 同じキャンプコーヒーでも楽しみ方は様々です。ご紹介したいれ方を参考に、キャンプでもぜひコーヒーをいれてみてくださいね。

気分が上がるような道具を使うことで、より美味しくキャンプコーヒーを楽しめます。一から道具を揃えたい方はKEY COFFEE 公式オンラインショップがおすすめです。合わせてぜひご覧ください。

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記事監修

飯原 陽子(いいはら ようこ)

コーヒー教室にて、セミナーの講師を担当。週末は家族でキャンプに行くなど、コーヒーだけでなく、キャンプやアウトドアの楽しみ方にも精通。学生時代にオリエンテーリング(山野のポイントを巡るスピードを競うスポーツ)でU20日本代表に選ばれた一面も。  

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