初摘みコーヒーとは?メリットやおすすめの商品を紹介!

毎年ある時期になると「初摘みコーヒー」と呼ばれるコーヒーを目にすることがあります。この「初摘みコーヒー」とは、どのようなコーヒーなのでしょうか。そもそも初摘みにはどういった意味があるのか、初摘みであることのメリットや、おすすめの初摘みコーヒーについても知りたいところです。

本記事では、初摘みの定義や初摘みコーヒーの概要、メリットなどについてご紹介しています。おすすめの初摘みコーヒーもご紹介していますので、初摘みコーヒーを試す際の参考としてお役立てください。

初摘みとは

その年にはじめて収穫されたもの

初摘みとは、栽培した農産物がはじめて収穫されたものをさしていうのが一般的です。例えば、その年にはじめて収穫されたお茶や紅茶は「初摘み茶」と呼ばれます。

お茶以外にも、ボジョレーヌーボーや初鰹など、その年に初めて収穫されたものは人気が高い傾向にあります。

近年では、初摘み麦を使ったビールや初摘みミントなど、さまざまな種類の初摘みが流通するようになってきています。

初摘みコーヒーとは

初摘みコーヒーとは、その年にはじめて収穫されたコーヒー豆のことをさします。流通しているコーヒー豆の中でも、はじめて収穫された数少ないコーヒー豆だけが「初摘みコーヒー」と呼ばれるのです。

日本の緑茶の場合は「八十八夜」など、およその収穫時期が決まっているものもありますが、世界中で栽培されているコーヒーは、産地によって初摘みの時期が異なります。

コーヒーが収穫されるまでの流れ

コーヒー豆が収穫されるまでには、かなりの年月を要します。コーヒーの木は、種まきをしてから3年ほどかけて成長し、花を咲かせるようになります。その後小さな緑色の実をつけ、8ヶ月ほどかけてコーヒーチェリーと呼ばれる赤い実に成長します。

ここでは水洗式方法についてご紹介します。熟したコーヒーの実は収穫され → 水を使用して比重選別をし → 重たい実のみ水を使用して果肉除去をし → 乾燥 → その後生豆を取り出す作業 → 生豆を再び比重選別やサイズ選別を行い → サンプル焙煎にてカップ評価と呼ばれる香味に関するテストなどを経て、やっとコーヒー生豆として出荷されます。

初摘みコーヒーができるまで

コーヒー豆が収穫されてから出荷され、生活者の手元に届くまでには、数ヶ月ほどの期間がかかります。

初摘みコーヒーとして出荷されるコーヒー豆は、多くの場合大事に手摘みされ、厳格な品質管理を経て、基準をクリアしたものだけが出荷されます。

コーヒーの産地ごとのおよその収穫時期は以下のようになります。

参照:https://weathernews.jp/s/topics/202005/120255/

[北半球]

エチオピア9月~3月

中米8月~3月

[南半球]

ブラジル4月~9月

タンザニア6月~2月

[赤道付近]

コロンビア:メインクロップ10月~1月、サブクロップ4月~6月

ケニア:メインクロップ11月~3月、サブクロップ6月~7月

インドネシア:メインクロップ4月~10月、サブクロップ11月~2月

※メインクロップ=最初に訪れる収穫期・サブクロップ=2回目に訪れる収穫期

初摘みコーヒーのメリット

他のコーヒーにはない初摘みコーヒーのさまざまなメリットをご紹介します。

特別な風味を楽しむことができる

初摘みコーヒーは、さわやかな香りとみずみずしい味わいが楽しめる点が魅力となっています。

初摘みコーヒーならではの味わいが体験できる点は、初摘みコーヒーの大きなメリットであるといえるでしょう。

その年のその産地のコーヒーの味わい傾向を予測できる

初摘みコーヒーの持つメリットとして、テロワールと呼ばれる産地の特性を感じやすい点も挙げられます。

「今年の〇〇は香味がいいなぁ…」「甘みを感じるなぁ…」など、同じ産地やブランドのコーヒー豆でも、収穫年によって微妙に異なる味を感じることができます。

同じような楽しみ方をする有名な飲み物として、ワインのボジョレーヌーボーがあります。ボジョレーヌーボーとは、フランス語で「ボジョレー地区で作られた新しい(ワイン)」を意味します。

その年に収穫されたものを毎年味わうことで、風味や甘さ、香りなどの微妙な違いを感じたり、その産地の味わいの傾向を予測したりできる点も、初摘みコーヒーと同様です。

お気に入りの産地のコーヒーがあるなら、その産地の初摘みコーヒーを探して試してみるとよいでしょう。

希少性がありギフトにも最適

初摘みコーヒーは、その年にはじめて収穫されたコーヒー豆だけを使います。限られた数量しかない初摘みコーヒーは希少性の高いコーヒーとしても知られています。

希少性の高い初摘みコーヒーは、大切な方への贈り物やお祝いのギフトとしてもおすすめです。スイーツやコーヒーカップとセットにするなど、他のアイテムと組み合わせてみるのもよいでしょう。

縁起がよい

特に日本において、初ものには縁起のよさを想起させるメリットもあります。縁起がよい初ものとして有名なものの1つに、初鰹があります。初鰹とは、その年にはじめて獲れた鰹のことで、江戸時代には初鰹1匹に対し、当時の年収にして何倍もの値がつくことも珍しくなかったといわれています。

初鰹が江戸時代の日本で人気となっていた理由に、初ものを口にすると寿命が延びると信じられていたことが挙げられるようです。「初物七十五日」と呼ばれ、食べれば75日寿命が延びる、縁起のよい食べ物であるとされていました。

その年の初ものである初摘みコーヒーも、縁起のよいコーヒーとしてプレゼントに、お祝いや自分へのごほうびなどに選べば、コーヒーのおいしさと併せて、幸せな気持ちをアップさせられるでしょう。

キーコーヒー「初摘みコーヒー トアルコ トラジャ」のご紹介

キーコーヒーでは毎年、「初摘みコーヒー トアルコ トラジャ」を完全予約制にて販売しています。

インドネシアのスラウェシ島トラジャ地方にあるキーコーヒーの直営農園で、今シーズン最初に収穫された数少ないコーヒーである「初摘みコーヒー トアルコ トラジャ」は、柑橘系果実のようなさわやかさが魅力のトアルコトラジャに、初摘みならではのさわやかでみずみずしい香味が特徴的なコーヒーとなっています。

完全予約制にて毎年6月頃より予約受付開始、お届けは9月以降を予定しています。予約受付は7月中旬頃まで、完売次第終了となりますので、興味のある方はお早めにお申し込みください。

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▶ 毎年恒例で開催!キーコーヒー直営農園で収穫される「初摘みコーヒー トアルコトラジャ」の予約受付に関するニュースはこちら

初摘みコーヒーならではのみずみずしい味わいを楽しもう

その年にはじめて収穫されたコーヒーである初摘みコーヒーは、初摘みならではのさわやかでみずみずしいフルーツのような香味が特徴のコーヒーです。

毎年微妙に異なる味や香りから産地のコーヒーの傾向を予測したり、希少なスペシャルティコーヒーとしてギフトにしたり、縁起のよい初物としてお祝いにしたりと、さまざまなシーンで楽しめます。この時季だけの特別な味わいをぜひ楽しんでみてください!