【抽出方法によって異なる味の特徴】
ネルドリップ
油分が比較的多く抽出されるため、新鮮な豆であればまろやかな味わいに
ペーパードリップ
ろ紙により、えぐ味や雑味、油分をカットでき、すっきりとした味わいに
サイフォン
ペーパードリップと比較すると、香りが際立ち軽やかな味わいに
エアロプレス
成分を引き出し、油分や雑味をカットしてバランスのとれた味わいに
2017.08.24
【抽出方法によって異なる味の特徴】
ネルドリップ
油分が比較的多く抽出されるため、新鮮な豆であればまろやかな味わいに
ペーパードリップ
ろ紙により、えぐ味や雑味、油分をカットでき、すっきりとした味わいに
サイフォン
ペーパードリップと比較すると、香りが際立ち軽やかな味わいに
エアロプレス
成分を引き出し、油分や雑味をカットしてバランスのとれた味わいに
用意するもの:ネル、ハンドル、ネルドリップ専用サーバー、ケトル、コーヒー粉、お湯
最初にやるべきことは、ネルの糊を落としてからコーヒーといっしょに煮ること! この工程を踏まないと、コーヒーのおいしさを引き出すことができません。まず、流水で揉み洗いをしてください。糊を落とすことでネルを柔らかくして、次の工程でのコーヒーが馴染みやすくなります。次に、鍋の中にネルが浸るくらいの水とコーヒー粉を少量加えて20分ほど煮ます(1リットルの水に5グラムほどのコーヒー粉)。
コーヒーが馴染んだら、流水で揉み洗いして余分なコーヒーを洗い流し、起毛面を外側にして固く絞り、水に浸して保存します。使用する際も必ず流水で洗い、固く絞ってください。また、ネルドリップのときにはなるべく専用のサーバーを準備すると、ネルを固定できるため、ドリップしやすくおすすめです。ドリップ自体は、通常のハンドドリップと変わりません。ゆっくりとていねいに「の」の字を描き、細いお湯を注ぐことをこころがけてください。ネルフィルターに直接お湯がかからないように注意しましょう。
洗剤をつかうと香りやせっけん成分がつくのでNG。天日干しも油脂が酸化して匂いが発生するのでNGです。とても手間がかかりますが、コーヒー通にとってはこの工程も幸せのひととき。次回の一杯をおいしい一杯にするための下準備は、この時からはじまっているのです。ちなみにネルドリップには寿命があります。起毛がなくなってきたら交換時。コーヒー通になってくると、何度か使いこんできた時こそが、ベストなドリップができるのだとか。そんな微妙な違いが分かるようになれば、正真正銘のコーヒー通と言えるでしょう。