どんなグラスを選ぶかは、アイスコーヒーを味わうための楽しみのひとつ。おしゃれで個性的なデザインは、夏のテーブルを彩ってくれますが、それだけではありません。機能性を備えたグラスも多く、コーヒーを味わうためにはぜひこだわりたいところです。お客様にこだわりのグラスでおいしいコーヒーをお出しすれば、それだけでおもてなし度もアップ! 氷とグラスがふれあう音もまた、夏ならではの風情です。今回は、夏の涼しさを感じさせてくれるアイスコーヒーにおすすめのグラスを紹介します。
凛々しく佇む夏の正統派。 イッタラ カルティオ ハイボール
まずは正統派グラスから。イッタラは、森と湖の国・フィンランドで生まれた北欧のシンボルともいえる食器メーカー。1881年のブランド誕生以来、数々のロングセラーを生み出してきました。そのなかのひとつ、カルティオもまた、1958年に発表されて以来、半世紀以上にわたり愛され続けているシリーズです。デザイナーのカイ・フランクは、「毎日の生活の中で使われること」をコンセプトに掲げ、機能とデザインを両立させました。曖昧さのない直線的なフォルムは、凛々しく、そして潔い美しさを秘めています。アイスコーヒーの味わいも、どこかすっきりと感じさせてくれる気がします。
表面の滴が、最高の"夏感"を演出。銅製 二重樽型タンブラー
アイスコーヒーと言えば、銅製のタンブラーというくらい、夏のイメージにぴったり。タンブラーの表面の滴は、うだるような暑い日に清涼感を与えてくれます。タンブラーは二重構造のため、アイスコーヒーを冷たいままに保ち、機能的にも優れもの。じつは耐久性も高いため、キャンプやフェス、トレッキングなど、アウトドアシーンでも大活躍してくれます。いつものコーヒーが、さらにおいしくなるワンランク上のタンブラーで、贅沢なひとときを。
シンプルと人間工学の機能美。 KINTO KRONOS ダブルウォールコーヒーカップ
こちらも二重構造のグラスです。ユーザビリティを最大限に考慮した美しさが光ります。表面にボコッと飛び出したリングが手にフィット。ボトムはしっかりとした安定性を、内側は人の"飲む行為"を計算し、適切な角度に設計されています。浮遊感を楽しめるダブルウォール構造は、冷たいものは冷たく、温かいものはその状態をより長くキープできるため、じつはホットコーヒーにも使える魔法のようなグラスです。飲み物と外気の温度差による結露が起こりにくいのもうれしいところ。「カランカラン♪」と響く氷が、ダブルウォールならではの美しさです。
伝説のデザイナーが生み出した逸品。 ホルムガード ROYAL
建築物や家具など、多くの名作を世に送り出したデンマークの伝説的デザイナー、アルネ・ヤコブセンがデザインしたグラスです。自身が設計したコペンハーゲンのSASロイヤルホテルのレストランやバーで、1980年頃まで実際に使われていたもの。2002年に生誕100周年を記念して発売されたのち、2016年にさらにラインアップが拡充されました。グラス裏にヤコブセンのサインが刻印されたRoyalはファン垂涎。もともとはビールやシャンパン用のグラスですが、アイスコーヒーにもぴったりの形状です。自宅でのアイスコーヒーをちょっと上質に。美しいフォルムまでがおいしさです。
アイスコーヒー以外にも使いたい一生もの。 廣田硝子 江戸切子 花蕾 あられ
明治32年から続く東京都墨田区の廣田硝子による伝統工芸品です。花のつぼみの形を模したグラスは、切子工芸士によって一点一点丹精込めて削られたもの。美しい江戸切子の紋様すべてが手作業です。切子といえば昔の工芸品というイメージがありますが、「花蕾」は、その模様の緻密さと、大人な色合いによって、テーブルの上に置くだけでとてもモダンで上品です。ちょっと贅沢な気もしますが、「日常使いができる江戸切子」というコンセプトで作られており、カジュアルな食卓になじみます。夏のギフトにも最適です。
ステキなグラスで飲みたい、レギュラーコーヒーと天然水にこだわったコーヒーはこちら。