夏の暑い日に喫茶店で飲むアイスコーヒーって、どうしてあんなにもおいしいんでしょう。あのおいしい一杯をぜひ自宅でも! そう思う人は少なくないはず。ということで今回紹介したいのは、ずばり"喫茶店レベルのアイスコーヒー"のつくり方。ポイントさえおさえていれば、いつでもおいしいアイスコーヒーをいれることができるんです。今年の夏は、いつもよりおいしく、そして涼しく過ごしませんか?
深煎りの豆がいいのは、アイスコーヒーならではの香りを楽しむため。
用意する豆は、深煎りの中でもフレンチローストなどの極深煎りがおすすめ。氷でキリッと急冷するため、苦味が強い方が豆の味をしっかりと感じることができるのです。ちなみに人が感じる5種類の味(甘・酸・塩・苦・辛)の中で、涼感を感じことができるのが苦み。ホットコーヒーをいれるときと同じ豆を使用している人も多いのが現状ですが、そうすると酸味が際立ってしまいがちです。コーヒー屋さんやスーパーなどでは、アイスコーヒー専用の豆が販売されていますので極深煎りを選ぶと本来のおいしさを味わえるでしょう。
氷をぜいたくに使って"急冷"すれば、フレーバーは逃げない。
つぎに抽出方法について。今回は3~4杯分をいれることを想定し、粉は50g使用します。通常のコーヒーと同様に、ゆっくり3分ほどドリップして300ccのコーヒーができたら、一気に急冷します。このときのポイントは、サーバーにたっぷり500ccのメモリまで氷を用意し、素早くかき混ぜること。効率よく冷やすことで、フレーバーを逃がさずに閉じ込めることができるのです。とくにつくり置きをする方は要注意です。冷えきっていない状態でコーヒーを冷蔵庫に入れてしまう人もいるようですが、そうするとフレーバーはどんどん逃げてしまいます。しっかり冷えたら残っている氷は取り除いてください。
いつでもすぐにおいしいコーヒーを飲むための方法とは。
飲むたびに入れるのが面倒だという方は、少し多めにつくっておきましょう。保存方法にもコツがあります。フタ付きの容器に入れて冷蔵庫へ。フレーバーを楽しむことができるのは、つくったあと、だいたい2日程度と言われていますので、その間に飲みきるようにしましょう。