カフェやコーヒーショップなどで「デカフェ」「デカフェコーヒー」と書かれたメニューを目にすることがあります。デカフェコーヒーとはどのようなコーヒーなのでしょうか。デカフェの味やカフェインレスコーヒーとの違いについても知っておきたいところです。
この記事では、デカフェとはどんなコーヒーなのか、歴史や「ノンカフェインコーヒー」「カフェインレスコーヒー」との違いなどについてわかりやすく解説しています。おすすめの飲み方やアレンジレシピもご紹介していますので、デカフェを試してみたい際の参考にしてみてください。
Contents
デカフェとは
デカフェとはどのようなコーヒーなのか、概要や歴史について解説します。
カフェインを除去すること
デカフェとは、英語の「decaffeinated」を略したものです。Decaffeinatedには「カフェインを除去した」という意味があり、英語でも「decaf」と略されることがあります。コーヒーに限らず、カフェインを含むものからカフェインを除去した場合にもデカフェと呼ぶため、デカフェの紅茶やお茶などもあります。
また、エナジードリンクやコーラなど、本来はカフェインを添加して作るドリンクにカフェインを添加しない、という意味でデカフェと呼ばれることもありますが、一般的には「カフェインを除去したコーヒー」の意味でデカフェが使われることが多いでしょう。
デカフェの歴史
デカフェの歴史は古く、19世紀にドイツの化学者がカフェインの分離に成功したことから始まったとされています。その後さまざまなプロセスを経て、20世紀初め頃のアメリカにおいて、世界で初めてデカフェのコーヒーが販売されたといわれています。
日本では2018年ごろからデカフェコーヒーが注目されるようになり、近年ではさまざまなデカフェコーヒーが販売されるようになりました。
「デカフェ」と「ノンカフェイン」「カフェインレス」の違い
デカフェのコーヒー以外にも「ノンカフェインコーヒー」や「カフェインレスコーヒー」などがありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
カフェインレスはカフェインの含有量が少ないもの、ノンカフェインはカフェインを一切含まないものという意味があり「カフェインフリー」と呼ばれることもあります。
全日本コーヒー公正取引協議会では、カフェインが90%以上除去され、一定の基準をクリアしたコーヒーが「カフェインレスコーヒー」「デカフェネイティッドコーヒー」と表示できることとなっています。
デカフェはどんな味?
デカフェコーヒーの味や、味を決めるポイントについて解説します。
すっきりとシンプルで飲みやすい
デカフェコーヒーの味はすっきりとしていて、シンプルで飲みやすいのが特徴です。発売当初は「薄い」「コーヒーの風味やコクがない」といった声も多かったデカフェコーヒーですが、近年では通常のコーヒーと変わらない味が楽しめるだけでなく、雑味の少ないすっきりとクリアなデカフェの味わいを好んで選ぶ人も増えてきています。
デカフェの味を決めるポイント
デカフェの味を決めるポイントとしては「カフェインの除去方法」「豆の品質」「鮮度」が大切となります。
デカフェコーヒーに限らず、コーヒーの味はコーヒー豆自体の品質や鮮度によって左右されます。
デカフェコーヒーは、コーヒー豆の品質や鮮度に加え、コーヒーからカフェインを除去する方法によっても味が変わるといわれています。
コーヒー豆からカフェインを除去する主な方法としては「ウォータープロセス」「超臨界二酸化炭素抽出」「炭酸ガスによる液体抽出」が挙げられます。
デカフェのおすすめの飲み方
デカフェコーヒーのおすすめの飲み方についてご紹介しましょう。
コーヒーをたっぷり飲みたい時
カフェインの摂取量を気にせず、コーヒーをたくさん飲みたい時には、デカフェコーヒーがおすすめです。
通常のコーヒーの場合、平均的なカフェインの摂取量を考えると1日3~4杯が目安となります。コーヒー以外に紅茶や緑茶も飲む場合、紅茶や緑茶に含まれるカフェインも考慮する必要があります。コーヒータイムにデカフェコーヒーを上手に取り入れることで、たっぷりとコーヒーを楽しむことが可能です。
「仕事中についコーヒーを飲み過ぎてしまう」「コーヒーもお茶も大好きで飲み過ぎが気になる」という場合は、ぜひデカフェコーヒーを試してみましょう。
カフェオレでミルクの甘みを楽しんで
デカフェコーヒーの飲みやすい味わいは、ミルクに合わせるのがおすすめです。オーツミルクや豆乳など使うミルクの種類を変えてみることで、デカフェコーヒーと共にミルクの風味や甘み、香りなども感じることができます。ホットはもちろん、暖かい日はアイスカフェオレなどで楽しむのもおすすめです。
おからや全粒粉、蒸し小豆など、素材の味を活かしたスイーツと合わせれば、健康的なおやつタイムが楽しめます。
後ほどご紹介するデカフェコーヒーのアレンジレシピなども参考にして、お気に入りの飲み方を見つけてみましょう。
就寝前、起床時の一杯として
デカフェコーヒーは、就寝前の飲み物にもぴったりです。「寝る前に温かい飲み物でリラックスしたい」「寝る前は胃に負担をかけたくないけど、お水や白湯では物足りない」といった時には、温かいデカフェを選んでみましょう。クリアな味わいとコーヒーの香りにリラックスできれば、良質な睡眠へと繋げやすくなります。
「夜×コーヒー」に関して、詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
◇ 関連記事:『夜にコーヒーを飲むメリットやおすすめの飲み方を紹介』
寝る前はもちろん、起床時の一杯としてもデカフェコーヒーはおすすめです。「朝食前に胃に優しくて温かい飲み物が飲みたい」という時には、少しミルクを入れたデカフェコーヒーを選ぶとよいでしょう。
デカフェのアレンジレシピをご紹介
デカフェコーヒーを使ったおすすめのアレンジレシピについてもご紹介しましょう。
ツートンアイスカフェオレ
デカフェコーヒーとミルクだけで作る、2層に分かれた見た目も楽しいアイスカフェオレです。
<用意するもの>
牛乳40ml
デカフェアイスコーヒー120ml
氷適量
<作り方>
1.グラスに牛乳を注ぎ、氷の頭が出るくらいの量まで氷を入れる
2.氷に沿わせるようにして、ゆっくりとデカフェアイスコーヒーを注いだら出来上り
<作り方のポイント>
量を変えて作る場合は、デカフェコーヒーと牛乳が3:1になるようにするとバランスよく作ることができます。
おしゃれな2層アイスカフェオレのレシピに関して、以下の動画も合わせてご覧ください。
デカフェアイスコーヒーを簡単に作りたい時は、インスタントコーヒーが便利です。デカフェアイスコーヒーの作り方もご紹介します。
<用意するもの>
デカフェ(カフェインレス)のインスタントコーヒー 3g
お湯40ml
氷適量
耐熱グラス
<作り方>
1.グラスにインスタントコーヒーを入れてお湯を注ぎ、よくかき混ぜる
2.氷を数個入れてさらにかき混ぜる
3.グラスを触って冷たくなったら出来上がり
カフェオレにせず、アイスコーヒーとして楽しむ場合は飾り氷を足して飲むとよいでしょう。
カフェインレスと感じないカフェインレスコーヒーのご紹介
一般的には、デカフェやカフェインレスのコーヒーはカフェイン除去の方法によって味がかわるとされています。豆自体の品質とカフェインの除去方法に加え、デカフェコーヒーの鮮度を保つことも、コーヒーの味の品質を支えるために重要なポイントとなっているのです。
キーコーヒーは、カフェインを除去した後のコーヒー生豆について、通常の生豆よりも品質が速く低下することに着目し、独自の鮮度管理によってデカフェ生豆の品質低下を防ぐことで、「カフェインレス感ゼロ」の味わいを目指しました。キーコーヒーのカフェインレスコーヒーは「カフェインレスとは思えないコクのあるおいしさ」「大満足の味わい」と、多くのお客様よりご好評をいただいています。
毎日のコーヒータイムのお供に、就寝前の1杯に、キーコーヒーのカフェインレスコーヒーをぜひお試しください。
カフェインレスコーヒーに関する社員のおすすめ・コミュニティサイト会員様の声
◇ キーコーヒーのカフェインレスコーヒーはこちら
デカフェを取り入れてもっとコーヒータイムを楽しもう
デカフェとは、カフェインを除去することをさします。デカフェ紅茶やデカフェ緑茶などもありますが、デカフェといえばカフェインを除去したコーヒーをさすのが一般的です。デカフェコーヒーはすっきりとシンプルな味わいで飲みやすいのが特徴ですが、従来の製品では物足りないとイメージする方も多くいるようです。いつものコーヒーのように楽しめる品質の高いデカフェを取り入れて、時間を選ばずコーヒータイムを楽しみましょう。