ダルゴナコーヒーとは?作り方やアレンジ、失敗しないコツなどを解説!

SNSやブログなどでよく耳にする「ダルゴナコーヒー」とは、どんな飲み物なのでしょうか。ダルゴナコーヒーは簡単に作れるのか、作り方や失敗しないためのコツなども知りたいところです。

ここでは、ダルゴナコーヒーが流行した理由や作り方、失敗しないポイントについてわかりやすく解説しています。ダルゴナコーヒーのアレンジレシピも紹介していますので、ダルゴナコーヒーについて知りたい際の参考としてお役立てください。

ダルゴナコーヒーとは

まずは、ダルゴナコーヒーがどのようなものかについて紹介します。

韓国発のクリーミーなコーヒー飲料

ダルゴナコーヒーとは、ミルクの上にコーヒークリームを乗せた飲み物のこと。コーヒー色のホイップとミルクが2層になっているビジュアルが特徴です。

ダルゴナは韓国語で「달고나」と表記し、日本のカルメ焼きのようなお菓子を意味しています。ダルゴナコーヒーの由来は諸説あり、「コーヒークリームの味わいが甘くほろ苦いカルメ焼きの味に似ているから」「コーヒークリームの作り方がカルメ焼きと似ているから」「クリームの色がカルメ焼きみたいだから」などといわれています。

SNSが流行のきっかけに

ふんわり、こんもりとしたコーヒーホイップと下に注がれた牛乳とのツートンカラーが可愛らしいダルゴナコーヒーは見栄えがよく、SNSへの投稿も流行のきっかけに大きく影響しています。コツを掴めば誰でも作れる簡単さも、人気の理由となっているようです。

ダルゴナコーヒーの作り方

ダルゴナコーヒーは、どのように作るのでしょうか。以下に基本的な作り方を紹介します。

用意するもの

  • ボウル
  • スプーン
  • ハンドミキサーまたは泡立て器
  • インスタントコーヒー
  • 砂糖またはグラニュ糖
  • グラス
  • 牛乳

作り方1:コーヒークリームを作る

インスタントコーヒーと砂糖を大さじ2ずつボウルへ入れ、軽く合わせます。混ざったら水大さじ2を入れ、泡立て器かハンドミキサーで泡立て、コーヒークリームを作ります。

作り方2:グラスに牛乳を入れ、コーヒークリームを乗せる

グラスの3分の2程度まで牛乳を入れ、牛乳の上にスプーンでクリームを静かに乗せます。クリームの上からインスタントコーヒーを振りかけるのもおすすめです。

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インスタントコーヒーの代わりに、濃いめにドリップしたコーヒーで作ることも可能です。また、泡立て器やハンドミキサーがない場合、空のペットボトルにコーヒークリームの材料を入れてシェイクする方法でも作れます。

ダルゴナコーヒー作りで失敗しないコツ

ダルゴナコーヒーを作る際に、失敗しないコツは以下の通りです。

コーヒー、砂糖、水の配分が大切

ダルゴナコーヒーのコーヒークリームは、インスタントコーヒーと砂糖と水を同量で作るのがポイントです。この時に砂糖が少ないと、泡立ちが悪くなってしまいます。

砂糖には、コーヒーと水をかき混ぜてできた泡を保持する役割があります。そのため、砂糖が少ないとせっかく作った泡が保持されず、すぐに消えてしまうのです。

泡立ちが悪いコーヒークリームは、牛乳の上に乗せた時に2層にならず、下へ沈みやすくなってしまうため注意しましょう。

しっかりと泡立てる

コーヒーと砂糖のバランスが正しくても、しっかり泡立てないとコーヒークリームの泡立ちは悪くなってしまいます。

手動の泡立て器を使った場合、しっかりとしたクリーム状にするまで15分ほどかかります。電動のハンドミキサーを使った場合の所要時間は5分ほどです。

ハンドミキサーの代わりにペットボトルを使ってシェイクしても簡単に泡立てることができますが、泡の粒子が粗くなりがちというデメリットがあります。

短時間でふんわりときめの細かいコーヒークリームを作りたいなら、ハンドミキサーがおすすめです。

ミルクとコーヒークリームのコントラストがわかるように

出来上がったコーヒークリームをミルクの上に乗せる際は、静かにふんわりと乗せていきましょう。陶製のマグや色柄付きのグラスよりも、無色透明なグラスの方が2層のコントラストがわかりやすいでしょう。

コーヒークリームはやや盛り上がるくらいまで乗せた方が可愛く仕上がります。慣れるまでは小さめの背の低いグラスを使って作ると失敗しにくいでしょう。

ダルゴナコーヒーはどんな味?

ダルゴナコーヒーの味わいについて解説します。

2層仕立てでコーヒーの味がより楽しめる

上のコーヒークリームは、甘く濃いコーヒーが泡状になっていることで、クリーミーかつビターな味わいが楽しめます。コーヒー本来の味わいを濃厚に感じられるため、コーヒーの種類を変えて作ることで、ダルゴナコーヒーの飲み比べをしてみるのもおすすめです。

ミルクと混ぜるとカフェラテのような味わいに

ふんわりとしたコーヒークリームは、飲んでいると徐々に下層のミルクと混ざってきます。混ぜるほどにマイルドなカフェラテの味わいになり、グラデーションが楽しめるのもダルゴナコーヒーの魅力といえるでしょう。

ダルゴナコーヒーのアレンジレシピを紹介

ダルゴナコーヒーの基本の作り方を覚えたら、色々とアレンジしてスイーツやドリンクを作ってみましょう。ダルゴナコーヒーの簡単なおすすめアレンジレシピには、以下のようなものがあります。

ダルゴナコーヒープリン

ミルクの代わりに、牛乳プリンの上にコーヒーホイップを乗せるレシピです。

・用意するもの

  • ダルゴナコーヒークリーム ※ダルゴナコーヒーの作り方を参照
  • 牛乳A 100cc
  • 牛乳B 100cc ※100ccずつ2回に分けて使用します
  • 粉ゼラチン 2.5g

・牛乳プリンの作り方

牛乳100ccを鍋で温め、沸騰する直前で火を止めたら、粉ゼラチンを加えよく混ぜる。

ゼラチンが混ざったら冷たい牛乳100ccを加えて混ぜ、冷蔵庫で1時間ほど冷やして出来上がり。

出来上がった牛乳プリンの上にダルゴナコーヒークリームを乗せたら完成です。

ダルゴナコーヒーが甘いため、ここでは砂糖を使わない牛乳プリンの作り方を紹介していますが、市販のミルクプリンを使うのもおすすめです。

ミルクプリンとコーヒーゼリーをクラッシュして混ぜ、その上にコーヒークリームを乗せると色合いも楽しく、より大人な味わいのダルゴナコーヒープリンになります。

インスタントコーヒーの代わりに抹茶パウダーを使用して抹茶クリームを作り「ダルゴナ抹茶プリン」にする、といったアレンジも可能です。

米粉コーヒークリーム

米粉を加えて作るコーヒークリームのレシピです。ミルクの上に乗せなくても、そのままでダルゴナコーヒーのような味わいが楽しめるため、クレープやシフォンケーキ、トライフルなどにアレンジしやすいおすすめレシピとなっています。

・用意するもの

  • コーヒー粉(深煎り・中挽き)8g
  • 砂糖50g
  • 牛乳150cc
  • 米粉大さじ1.5

・作り方

牛乳を鍋でひと煮立ちさせたら火を止め、コーヒー粉を振り入れて軽くかき混ぜる。

1分間おいたら、茶こしで濾し、コーヒー風味の牛乳を作っておく。

小鍋またはフライパンに砂糖と米粉を入れて軽く混ぜ、コーヒー風味の牛乳を少しずつ加えながら、ダマにならないように混ぜる。

混ざったら弱火にかけ、クリーム状になるまで更に混ぜて出来上がり。

シンプルにトーストやクラッカーに乗せて食べてもおいしくいただけます。

米粉コーヒークリームを使ったアレンジレシピも2つ紹介しましょう。

・米粉のミルクレープ

用意するもの

  • 米粉100g
  • 砂糖20g
  • 卵2個
  • 牛乳220cc
  • こめ油 小さじ2
  • 米粉コーヒークリーム 適量

作り方

米粉、砂糖、卵、牛乳をすべて混ぜ、こめ油を引いたフライパンで薄く焼いてクレープを作る。

クレープが冷めたら上に米粉コーヒークリームを塗り、クレープと重ねていく。重ね終わったら三角になるよう切り分けて出来上がり。

お好みでカットしたフルーツやアイス、ミントの葉などを添えてもよいでしょう。

・米粉のコーヒークリームシフォンケーキ

用意するもの

  • 卵黄 4個
  • 卵白 5個
  • グラニュ糖A 20g
  • グラニュ糖B 60g
  • 米粉 80g
  • こめ油 40g
  • 水 55g
  • 米粉コーヒークリーム 適量
  • いちご1粒、ホイップクリーム適量(お好みで)

作り方

あらかじめオーブンを180度に温めておく。

A:ボウルに卵黄にグラニュ糖Aを加えて白っぽくなるまで混ぜる。

こめ油を少しずつ加えて混ぜ、水も加えてさらに混ぜる。最後に米粉を加えたら、さっくりと切るように混ぜる。

B:別ボウルに卵白を入れ、グラニュ糖Bを数回に分けて加えながら混ぜてメレンゲを作る。

AにBを数回に分けて入れ、泡をつぶさないように混ぜたらケーキ型に流し込み、予熱したオーブンで40分焼く。

焼きあがったら冷まして適当な大きさにカットし、米粉コーヒークリームを挟んで出来上がり。

お好みでホイップクリームやいちごなどを添えていただきます。

動画を使ったくわしい作り方や、ほかのアレンジレシピも知りたい方はこちら

カフェインレスダルゴナコーヒー

ダルゴナコーヒーのクリームは、インスタントコーヒーと水の代わりに濃いめにドリップしたコーヒーを使って作ることも可能です。カフェインの摂取量が気になる場合は、カフェインレスコーヒーを使ってクリームを作ってみてもよいでしょう。

豆乳ダルゴナコーヒー

コーヒークリームのアレンジだけでなく、牛乳の代わりにほかのミルクを使う方法もおすすめです。豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクなどを使えば、ヘルシーにアレンジすることができます。

特に豆乳にはさまざまなフレーバーもあるため、自分だけのお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。

基本からアレンジまで、ダルゴナコーヒーをおいしく楽しもう

ダルゴナコーヒーは韓国発祥で、ふんわりとしたコーヒークリームとミルクの2層のコントラストが目にも楽しいコーヒードリンクで、SNSへの投稿もきっかけとなり人気となりました。

コツさえ掴めば簡単に作れるため、米粉や豆乳、抹茶などさまざまなアレンジも楽しめます。毎日のカフェタイムにちょっと変化が欲しいときに挑戦してみてくださいね。