コーヒーという情熱

妊婦さんがカフェインを摂っても大丈夫?知っておきたいポイントや注意点を紹介

2025.03.24

豆知識

妊娠中は日々の生活や食事など、小さなことも気になってしまうという方も多いでしょう。今回は、妊婦さんがカフェインを摂っても大丈夫なのか、
カフェインについて知っておきたいポイントや注意点などについてご紹介します。

カフェインとは

まずは、カフェインとはどのようなものなのか、カフェインが多く含まれる代表的な食材などについて見ていきましょう。

コーヒーやお茶に含まれる成分の1つ

カフェインとは、コーヒーや紅茶などに含まれる成分の1つで、鎮静作用のある食品成分としても知られています。


カフェインを摂ることで疲れが和らいだり、眠気を覚ましたりする効果が期待できるほか、集中力が増したり、身体の代謝を上げたりするためのサポートにも役立つといわれています。

カフェインを多く含む食材は?

カフェインを多く含む食材としては、コーヒーや紅茶、緑茶のほか、栄養ドリンクやチョコレート、エナジードリンクなどが挙げられます。

妊娠中にカフェインを摂っても大丈夫?

妊娠中にカフェインを含む食事をとってもよいのでしょうか。目安や知っておきたいポイントなどについて見ていきましょう。

1日コーヒー1~2杯程度なら大丈夫とされている

妊婦さんの1日あたりのカフェイン摂取量については、農林水産省や厚生労働省が国際的な推奨量について明示しています。代表的な推奨量としては

・WHO(世界保健機関):コーヒー3~4杯
・FSA(英国食品基準庁):マグカップのコーヒー2杯程度(200mg)
・HC(カナダ保健省):マグカップのコーヒー2杯程度(最大300mg)

などが挙げられます。
 
▷参照:厚生労働省 「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A」
 
また、一般社団法人日本助産学会が2020年に発表したガイドラインによると、日本の 30~39 歳の女性の平均カフェイン摂取量は 213 mg/日となっていること、諸外国のガイドラインにおいて、1日に妊婦さんがとるカフェイン量は200~300mgまでに制限するよう明示されているケースが多いものの、カフェインによる影響については個人差があることなどが示されています。
 
▷参照:一般社団法人 日本助産学会(JAM) 「エビデンスに基づく助産ガイドライン-妊娠期・分娩期・産褥期2020」
 
このように、諸外国のデータではコーヒーを1日1~2杯飲む程度であれば問題ない場合が多いとされているようです。


ただし、カフェインの影響については個人差がある点や、今後更なる検討が必要であるとしている研究結果などもあるため、不安な場合はかかりつけの医師へ相談してみることをおすすめします。

コーヒー以外のカフェインは?

農林水産省では、食品中に含まれるカフェイン濃度の目安として、次のようなデータを明示しています。
 
コーヒー:100mlあたり60mg(コーヒー粉10 gを熱湯150 mlで抽出)


インスタントコーヒー: 1杯当たり80 mg(2 g使用した場合)


エナジードリンク・眠気覚まし用ドリンク:製品1本あたり36~150 mg


玉露:100mlあたり160mg(茶葉10 gを60℃のお湯60 mlで2.5分抽出)


紅茶:100mlあたり30mg(茶葉5 gを熱湯360 mlで1.5~4 分抽出)


煎茶:100mlあたり20mg(茶葉10gを90℃のお湯430 mlで1分抽出)


ほうじ茶・ウーロン茶:100mlあたり20mg(茶葉15 gを90℃のお湯650 mlで30秒抽出)


玄米茶:100mlあたり10mg(茶葉15 gを90℃のお湯650 mlで30秒抽出)


抹茶:1杯あたり48mg(抹茶粉末1.5gをお湯70 mlで溶かした場合)
 
▷ 参照:農林水産省 「カフェインの過剰摂取について」
 
コーヒーやお茶など、自然な方法で抽出された飲料については、上記を目安にして1日に摂取するカフェイン量が200mg以下となるようにするのが望ましいと考えられます。
 
エナジードリンクや眠気覚まし用ドリンク、チョコレートドリンクなどについても基本的には同様ですが、人工的にカフェインが添加されている飲料などは1本あたりのカフェイン含有量が多いものや、人工甘味料、糖分などが多い場合もあります。


ガトーショコラやティラミス、抹茶ケーキなどカフェインを含んだお菓子についても、カフェインだけでなく糖分や脂肪分の取り過ぎにならないよう注意しましょう。
 
また、それぞれの飲み物は2杯程度にとどめていたとしても、1日で「コーヒー2杯、紅茶2杯、煎茶3杯」など、さまざまな種類の飲み物をたくさん飲み過ぎないよう注意することも大切です。

知っておきたい妊娠中のカフェイン摂取の注意点

妊娠中にカフェインを摂る際の注意点や知っておきたい知識についてもご紹介します。

カフェインが胎児に及ぼす可能性のあるリスク

妊娠中飲食によってカフェインを摂取した場合、カフェインはさまざまな栄養とともに、胎盤を通して胎児へと届きます。


上記の農林水産省や厚生労働省のホームページには、諸外国の研究結果として、過剰なカフェイン摂取は胎児の低体重や早産、流産などのリスクを高める可能性があることが明示されています。


ただし、どこからが過剰摂取となるのかについては明言されていない研究結果も多く、カフェインの影響には個人差が大きいようです。

カフェインを含まない飲み物を選ぶ際のポイント

カフェインに敏感な方や、カフェインを避けたい方にはカフェインレスコーヒーやハーブティー、麦茶などカフェインを含まない飲み物がおすすめです。


カフェインレスコーヒーを選ぶ際は、製法などが信頼できるブランドやのものを選ぶようにするとよいでしょう。
 
カフェインにはリラックス効果や疲れを和らげる効果もあるといわれているため、上手につきあうことで日々の生活をもっと楽しむことができます。


カフェインの心配をせずにコーヒーを楽しみたい方のために、カフェイン摂取に配慮しつつ楽しめるおすすめのコーヒーをご紹介しましょう。

カフェイン摂取が気になる方におすすめのコーヒーの楽しみ方

キーコーヒー「カフェインレスコーヒー」のご案内

「からだにやさしい」というイメージのあるカフェインレスコーヒーは、カフェインが気になる妊婦の方はもちろん、リモートやテレワークなど、自宅でコーヒーを飲む機会が増えている方に注目されているようで、普段のコーヒータイムにカフェインレスコーヒーを取り入れる方も増えてきています。


「カフェインレスコーヒーは体によさそう」と感じていても「価格が気になる」「コーヒー感が薄いのでは」といった声を聞くことも多いもの。通常のコーヒーと遜色ない味わいのカフェインレスコーヒーがあれば試してみたい、という方も多いのではないでしょうか。
 
カフェインレスコーヒーの味は


・生豆の品質
・カフェインレス生豆の鮮度


の2つに左右されます。
 
キーコーヒーでは独自の生豆鮮度管理により、カフェインレスコーヒーの味わいの圧倒的な向上を実現しました。


「満足度が高い」「カフェインレスとは思えない」「また買いたい」といった喜びの声も多く、多くのお客様より好評をいただいています。
 
また、カフェインは適度に摂取することで集中力を高めたり、疲れを和らげたりする効果が期待できます。


「カフェインをひかえめにとりたい」「カフェイン量を調節しながら楽しみたい」という方向けに、カフェイン30%オフの「ドリップ オン カフェインひかえめマイルドブレンド」もおすすめです。
 
妊娠中や寝る前にコーヒーが飲みたい時、無理なくカフェイン調節をしたい時などにぜひお試しください。
 
▷カフェインレスコーヒー特集ページは こちら

 ▶関連記事: 『デカフェとはどんなコーヒー?味や作り方、おすすめの飲み方などを解説』

SNS上の声

SNSから、おすすめのカフェインレスコーヒーに関する投稿をピックアップしました。シチュエーションや季節によって、コーヒーの楽しみ方はさまざま。自分のライフスタイルに合いそうな商品や飲み方を見つけてみてくださいね。
 

社員のおすすめ・コミュニティサイト会員様の声

カフェインレスコーヒーに関するキーコーヒー社員のおすすめや、コミュニティサイト会員様の声もご紹介します。


コーヒーに関する知識豊かな社員やコミュニティに集まった声を参考に、カフェインレスコーヒーの楽しみ方を追求してみましょう。

カフェインの正しい知識を持ってリラックスタイムを楽しもう

カフェインは適量を楽しむことで、集中力アップや疲れを和らげる効果も期待できます。カフェインの摂取量が気になる妊婦の方はカフェインレスコーヒーを取り入れることで、おいしく無理なくカフェインコントロールが可能となります。


寝る前にコーヒーが飲みたい時や、全体のカフェイン摂取を調節したい時などにも、カフェインレスコーヒーはおすすめです。適量や飲み方のポイントを理解して、おいしいコーヒーとともにリラックスしたひとときを楽しみましょう。

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