おしゃれなカフェを作りたい!内装やデザインのコツ・注意点などを紹介
「おしゃれなカフェを開業したい」「内装やデザインにこだわったカフェがいい」と思っていても、いざ決めようとすると意外と悩んでしまいがちです。レトロな感じや都会的でシンプルな感じなど、1つに決められない場合もあるでしょう。
ここでは、カフェを開業する際に内装やデザインを決めるコツや注意点などについて紹介しています。お客様に愛されるカフェづくりの参考としてお役立てください。
目次
カフェの内装デザインを決める際のポイント
カフェの内装やデザインを決める際には、以下のポイントを押さえるようにしましょう。
コンセプトを決めておく
カフェの開業に向けて動き出す前に、まずはカフェのコンセプトを決めておきましょう。コンセプトの例としては、以下のようなものが挙げられます。
ナチュラル系:木目調の内装や家具に、植物やフラワーを配置した自然を感じる内装です。メニューにもオーガニックなものを取り入れると、よりナチュラルな雰囲気となります。
レトロ系:昭和レトロや古民家風の内装など、古きよき時代をコンセプトにした内装です。「開拓時代のアメリカ」や「80年代のロンドン」など、海外のレトロを参考にする方法もあります。
カルチャー系:アニメや映画、スポーツ、音楽など、特定の文化をコンセプトにした内装です。他のコンセプトよりターゲットは狭くなりますが、その分SNSが活用しやすいメリットもあります。
シンプル系:モノトーンやメタリックを基調に、無機質でスタイリッシュな印象にした内装です。夜のバー営業や、お酒を提供する場合などに向いています。
カフェのコンセプトを決める際には「いつ・どこで・誰に・何を・どのように・いくらで」という「5W2H」を明確にすると、ブレずにコンセプトを決めやすくなるでしょう。
周辺のリサーチをする
カフェを開こうとするエリア周辺について、事前にリサーチすることもとても重要です。駅から近いか、学校など人が集まる施設があるか、都会か郊外か、近隣のカフェの価格帯などを調べることで、競争力のあるコンセプトやメニュー、価格などを決めやすくなります。
特に人の往来が多いかどうかは、日々の売上に大きく影響するため、しっかりと調べておきましょう。
コンセプトを決める際の「5W2H」も、以下のように周辺リサーチで役立てることができます。
いつ(when):始発駅やターミナルなど、早朝から人の往来が多いエリアなら開店時間を早めにする、ビジネス街では日曜日を定休にするなど、エリアに応じて開店時間や定休日などを決めます。
どこで(where):人の多いエリアや駅から近い物件は繁盛する可能性がある反面、賃料も高くなりがちです。また、競合店に負けない努力も必要となります。
逆に郊外や駅から離れたエリアは静かで家賃も安く、競合のリスクも少ない一方で、近隣住宅への配慮や集客に苦労するリスクなどがあるでしょう。カフェの内装やコンセプトにマッチしたエリアを選ぶことも大切です。
誰に(who):幼稚園や小学校の近くなら小さな子どものいる30代のファミリー世帯、大学や専門学校が近い場合は20代の学生など、エリアによってターゲットとする層もある程度決まってきます。カフェのコンセプトを好みそうなターゲットが多く集まるエリアに出店するのも1つの方法でしょう。
何を(what):若い世代向けならSNS映えするスイーツや、健康志向の30代には素材や調理法にこだわったメニューを、ビジネスパーソンには品質の高いコーヒーなど、提供するメニューのターゲットもある程度決まってくるでしょう。
なぜ(why):なぜカフェなのか、なぜそのコンセプトなのか、なぜそのメニューなのかなどについて、一度振り返って考えてみることも大切です。「若い人にこそコーヒーの美味しさを知ってほしい」「中年男性でも恥ずかしがらずに食べられるパフェ」など、「なぜ」の中から多様なニーズにマッチするメニューやコンセプトが固まる場合もあるでしょう。
どのように(how):コーヒーやメニューの提供方法、モーニングとランチ、バータイムなどの時間設定、何人体制で営業するかなど、カフェの経営方針や営業体制について決めていきます。テイクアウトやアルコール提供の有無、出前の対応方法や予約、決済手段なども、周辺エリアを参考に決めていきましょう。
いくらで(how much):物件取得や内装デザインにかかる費用はもちろん、一度に仕入れる数やメニューの価格設定、原価率などを考えて決定することも重要です。予算内で収まるコンセプトかどうか、運転資金は残るかどうかなども考慮しましょう。
周辺リサーチと5W2Hに沿ったコンセプトを考えることで、現実的で競争力の高い内装やデザインの選択が可能となるでしょう。
予算や資金の範囲で決める
そこまで内装のこだわりは強くなく、コンセプトの決定で迷った場合は、自己資金や予算の範囲で収まるように決める方法もおすすめです。
開業後の運転資金も考えると、内装にはそこまでお金がかけられないケースも多いものです。憧れている設備やデザインがあっても、予算を大きくオーバーしそうな場合は、経営が軌道に乗るまで資金に余裕を持てる内装やコンセプトを選ぶとよいでしょう。
内装やデザインに譲れないこだわりがある場合は店舗の規模を小さくしたり、DIYやリースを活用する方法もあります。
カフェの内装やデザインにおける注意点は?
カフェの内装やデザインを決める際、イメージやこだわりを重視してしまいがちですが、以下の点にも注意するようにしましょう。
居心地のよさを考える
どんなにこだわったデザインや内装であっても、お客様に「また来たい」と思ってもらえなければ、リピーターになってもらうことはできません。接客はもちろん、テーブルの配置や椅子の座り心地、スピーカーの位置や厨房との距離など、居心地のよい空間になるようにします。
テーブルの配置だけでも、別のテーブルのお客様の話し声が耳につかないように、お手洗いやレジまでの動線がスムーズになるようにといった配慮が考えられます。
実際に座ってみてどう感じるか、自分や家族、知人の意見を参考にするほか、設計士や内装業者など、専門家のアドバイスを聞いてみるのもよいでしょう。
清潔感を保つ
特に古民家カフェやレトロカフェの場合、清潔感を保つことも大切です。お掃除をしっかりと行い、衛生面に配慮するのはもちろんですが、中古品や骨とう品をインテリアに据え、外観も古い家屋をそのまま使う場合「ただ古いだけ」という印象にならないよう注意します。
一部のアイテムは新品にするなど、古いものと新しいものをバランスよく使うようにしましょう。
統一感を持たせる
コンセプトを決めて内装に使うアイテムを選びに行っても、ついつい「かわいい」と感じたものを購入してしまい、カフェのコンセプトがブレてしまうケースもあります。
ある程度統一感を大切にしないと、無駄に備品を買ってしまって結局使わず、予算が膨らんでしまう可能性もあるでしょう。
また、ファブリックや食器、家具などをオンラインショップで購入する場合、色合いや素材、手触りなどがイメージと違う場合もあります。縫製が粗かったり、安っぽかったりすることもあるため、店舗に使用する備品はできるだけ現物を確認してから購入するのがよいでしょう。
SNSを活用する
お店の宣伝にチラシやポスターを印刷するのもよいですが、無料の宣伝ツールとしてSNSをしっかり活用することも大切です。
世界中に情報が発信できるSNSは、使い方次第で開店早々に人気のカフェにすることも夢ではありません。
こだわりの内装やおすすめのメニュー、コンセプトがわかるような画像などを投稿し、ハッシュタグなども活用しましょう。そのカフェを好きだと思ってもらえそうな人や、カフェの近くに住んでいる人へカフェの魅力を届けることができます。
ただし、魅力の伝わらない投稿を繰り返すと逆効果となってしまったり、誰にも見てもらえなかったりしてしまう場合もあるでしょう。他の人気カフェのアカウントをチェックして研究するなどして、上手にSNSを利用するのがおすすめです。
内装デザインにかかる費用
内装デザインにかかる費用には、以下のようなものが挙げられます。
設計費
内装デザインの設計を業者へ依頼した場合にかかる費用です。設計事務所へ依頼する場合と、工事業者へ依頼する場合、店舗プロデュース業社などへ依頼する場合の3つに大きく分けられます。
工事費用
内装工事にかかる費用です。店舗の設計と実際の内装工事は別々の業者が行うのが一般的ですが、設計事務所が工事業者へ依頼するケースや、逆に工事業者が設計事務所へ依頼するケースなどもあり、最終的に設計費と工事費用はまとまって請求されるケースも多いでしょう。
備品・消耗品費
内装で備え付けのテーブルやチェアを設置する場合を除き、テーブルセットなどの家具や棚、調理場の設備機器などは購入やリースで準備する必要があります。
ストローや紙製のコースター、ディスプレイ用の雑貨なども、コンセプトに合わせて準備する必要があります。
内装デザインにかかる費用の相場は、1坪あたり30万から60万程度となるのが一般的ですが、コンセプトや広さ、居抜き物件かどうかによっても異なります。
例えば、昭和レトロカフェやナチュラル系のカフェよりも、海外のコンセプトカフェやラグジュアリーなコンセプトのカフェの方が費用は高めとなるでしょう。
KEY’Sカフェならシンプルでクオリティの高いカフェが開業できる
KEY’Sカフェは、老舗キーコーヒーが運営する新しいスタイルのパッケージカフェです。
シンプルながらオリジナルマシンによるこだわりのコーヒーが提供できるうえ、プロのノウハウでさまざまなロケーションでの開業にも対応できます。カフェの開業で迷ったら、加盟料・ロイヤリティ不要のKEY’Sカフェを検討してみるのもよいでしょう。
おしゃれで居心地のよいカフェづくりを目指そう
おしゃれなカフェを作るためには、コンセプトの設定や周辺リサーチのほか、予算やターゲットなども考慮することが大切です。5W2Hに沿って考えるほか、お客様に「また来たい」と思ってもらえる居心地のよい空間にすることも忘れないようにしましょう。
おしゃれで居心地がよく、コンセプトのしっかりとしたカフェなら、多くのリピーターが生まれる人気のカフェとして、国内外を問わず有名になるのも夢ではないかもしれません。
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