コーヒーという情熱

人気の出るカフェメニューはどう作る?定番からおすすめまで幅広く紹介

2023.09.25

運営ノウハウ

カフェのメニューといえばコーヒーやケーキ、サンドイッチなどが代表的ですが、人気の出るメニューにするためには、どのようなポイントに気をつければよいのでしょうか。カフェメニューを考える際のコツや、おすすめとして加えたいメニュー例などについても気になるところです。
この記事では、カフェで人気の出るメニュー作りのポイントやおすすめの定番メニューなどについてご紹介しています。カフェのコンセプト別に取り入れたいメニューがわかるようになっていますので、カフェのメニューづくりで悩んだ際の参考としてお役立てください。

カフェメニューを考える際のポイント

 

 

人気の出るカフェメニューを考える際には、以下のポイントを考慮するようにしましょう。

自信を持って出せるメニューにする

 

今やカフェは繁華街に限らず、住宅街や静かな郊外でも見かけるほどメジャーな存在となっています。激戦区ではもちろんのこと、長く安定してカフェ経営を成功させるためには「これだけはどこにも負けない」「このメニューは自分の店でしか出せない」と自信を持って提供できる看板メニューの存在が必須となります。

 

看板メニューが1つあれば、それだけでカフェの顔になる上に、宣伝やPRとしても大いに活用することが可能です。

 

看板メニューは、提供するオーナーのキャリアやカフェのコンセプトによっても異なります。「デカ盛りメニュー」や「健康に配慮したメニュー」「珍しい海外のメニュー」「王道の正統派メニュー」など、自分だけの切り口で出せる自慢のメニューを1つ以上は加えるようにしましょう。

 

定番メニューも取り入れる

 

人気のカフェメニューとして、今までに見たことのないような珍しいメニューや奇をてらった盛り付け、味付けなどもインパクトがあってよいですが、珍しさだけでリピーターを獲得するのは限界があります。

 

長く愛され、幅広いターゲットにも受け入れられるためには、オーソドックスな定番メニューもあった方がよいでしょう。

 

特に近隣住民や年配者、家族連れといったターゲットを想定する場合、昔ながらのホッとするメニューや味の想像がつきやすいメニューなども取り入れることが大切です。

原価率も考慮する

 

どんなに人気のメニューを作っても、原価率が高ければ「忙しいのに利益が少ない」といった状況になりがちです。売上が多くても、仕入や材料費などの出費がかさめば、経営を圧迫するリスクとなってしまいます。そのため、メニューづくりでは原価率を意識することも大切です。

 

原価率はメニュー価格の20~25%程度が目安となりますが、すべてのメニューをこの原価率に納めるのが難しいケースも多いでしょう。あまり原価を抑え過ぎても「あの店は高い」というマイナスイメージを持たれる原因となる可能性があります。

 

メニューによって多少原価率が高いもの、逆に低いものなどがあっても、トータルで20~25%となるように考えて作るとよいでしょう。

 

メインメニューの原価率が高い場合には、原価率が低く利益を出しやすいドリンクの注文が出やすいメニューを作るといった工夫も必要です。

 

意外と重要なネーミング

 

味や盛り付け、原価や価格設定について真面目に取り組むのはもちろんですが、メニューのネーミングも意外と重要です。

 

同じメニューでも「おいしそう」「おもしろい」「注文してみたい」と思えるセンスの良いネーミングができれば、それだけで売上が大きくアップする可能性もあります。

注文から短時間で提供できる盛り付けにする

 

SNS映えする美しい盛り付けも重要ですが、あまり見栄えにこだわり過ぎると提供までに時間がかかり過ぎ、敬遠されてしまう場合もあります。

 

注文から短時間で提供できると、回転率アップにもつながります。どうしても時間がかかるメニューは、あらかじめ提供に時間がかかることを記載しておくとよいでしょう。

 

多少時間がかかることが事前にわかっていれば、SNS映えする見た目も良いメニューなら待ってくれるお客様も少なくないものです。

 

コンセプトに合ったメニューを提供する

 

カフェ全体のコンセプトとメニューづくりには深い関わりがあり、どちらも重要となります。お店の雰囲気に合ったメニューや、雰囲気を一層盛り上げるようなメニューづくりを意識することが大切です。譲れないメニューがあるなら、そのメニューが似合う内装などをイメージしてコンセプトを作るのもよいでしょう。

 

近年では、多様化する顧客層に対応するために、健康や環境を意識したコンセプトやメニューを取り入れるカフェも増えてきています。

 

こうしたポイントを意識した上で、どのようなコンセプトでどのようなメニューなら人気が出やすいかについて、以下で更に詳しく見ていきましょう。

定番からトレンドまでおすすめのカフェメニューをご紹介

 

ここでは「定番メニュー」「オーガニック系」「インバウンド向け」など、コンセプト別におすすめのメニューをピックアップしてご紹介しています。特定のメニューに特化した専門カフェにするのもよし、メニューの一部として取り入れてみるのもよし。メニュー開発の参考にしてみてください。

 

定番メニュー、王道メニュー

 

カフェや喫茶店の定番メニュー、王道メニューとしてはカレーやパスタ、サンドイッチ、パンケーキなどが挙げられます。

 

定番メニューは幅広いターゲットに人気が出やすく、安心して食べられるメリットがある反面、定番だからこそ技術が問われる点や、オリジナリティが出しにくいといったデメリットもあります。

 

調理方法や食材、味付けなど、どこか1点オリジナリティを反映させる、焙煎や品質、ブレンドにこだわったコーヒーを提供するなど、定番でも独自のこだわりが伝えられるようにするとよいでしょう。

オーガニック系メニュー

 

有機野菜を使ったサラダやランチ、オーガニックコーヒーなど、オーガニック系のメニューを提供する健康志向のカフェも、近年人気となっています。

 

店内のメニューすべてをオーガニックにするのもよいですが、一部に有機栽培の食材を使用するのも1つの方法です。健康志向のお客様向けになるのはもちろん、カフェ全体の雰囲気アップにも繋がります。

 

コロナ禍を経て、近年ではよりヘルシーな食生活に対する意識や、オーガニック意識が世界的に高まりつつあります。トレンドとしては、グルテンフリー食材や、動物由来の食材を植物性に置き換えたメニューなども人気です。

 

次にご紹介するインバウンド向けメニューとしても、オーガニックメニューの開発、提供は有効となるでしょう。

インバウンド向けメニュー

 

外国人観光客の集客に繋げるインバウンド向けメニューとして、和の食材を取り入れたメニューや和のテイストを感じられるコンセプト、盛り付けにするのもおすすめです。

 

インバウンド向けメニューのポイントとして、日本人の考える典型的な和食とは異なるメニューであっても、和食として人気がでる場合があることです。

 

特にオムライスやとんかつ、ラーメン、カレーなどは海外において和食として認知されていることも多く、人気の高いメニューの1つとなっています。インバウンドを考慮するなら、英語メニューの作成や簡単な英語表現なども準備しておくとよいでしょう。

 

海外からの観光客の中には、和食が苦手な人や、食べられるものに制限のある人もいます。上で挙げたオーガニックフードやハラルフード、次に挙げるベジタリアン向けメニューなども参考にするとよいでしょう。

ヴィーガン、ベジタリアン向けメニュー

 

近年では、一部の飲食店やカフェでベジタリアン向けのメニューを見かけるようになったものの、まだまだ日本国内でベジタリアン対応、特にヴィーガン対応のカフェや飲食店は少ないといえます。

 

ベジタリアンは、基本的に野菜や果物、穀物を中心に食べ、動物性食品を控える人々をさします。ベジタリアンにもいくつかの種類があり、魚や卵は食べる人や鶏肉も食べる人がいる一方で、植物以外は一切食べないヴィーガンと呼ばれる人もいます。ヴィーガンの場合、スープに含まれる動物性のエキスにも敏感なため、ヴィーガン対応のメニューがあればリピーターになってもらいやすいでしょう。

 

氷温熟成珈琲で、コーヒーへのこだわりを

 

カフェの定番メニューとして必須のコーヒーはオーナーのこだわりが出しやすく、サイドメニューとしてもカフェの顔としてもおすすめできる王道メニューの1つです。

 

日本独自の製法で作られたコーヒーなら、インバウンド向けメニューとしても自信を持って提供できます。

 

キーコーヒーでは、0度以下でも凍らない温度領域で一定期間加工した製法「氷温熟成」されたコーヒー豆「氷温熟成®珈琲」を提供しています。キーコーヒーのオンラインショップで購入可能ですので、看板メニューに困ったらぜひお試しください。

 

◇ 氷温熟成®珈琲のページはこちら

 

キーコーヒーでは、コーヒーの基本のいれ方やアレンジメニュー、コーヒーに合うスイーツのレシピ動画などもたくさんご紹介しています。メニューづくりの参考としてお役立てください。

 

◇ コーヒー教室講師監修の動画コンテンツはこちら

こだわりのメニューづくりでカフェを成功させよう

 

カフェのメニューづくりにおいては、どこにも負けない自信のあるメニューや幅広いターゲットに人気の出やすいメニューづくりに加え、原価率やネーミングなども考慮することが大切です。オーガニック系やベジタリアン向け、日本独自の製法を活かしたメニューなどは、インバウンド向けとしても提供できるため、メニューに取り入れてみるとよいでしょう。どこかに自分のこだわりポイントを付け加えて、どこにも負けないカフェ経営を成功させましょう。

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