コーヒーに関する資格にはどんなものがある?取得するメリットやおすすめの資格を紹介!
「コーヒーに関する知識を究めたい」と思った場合、取得を目指せる資格などはあるのでしょうか。コーヒーの資格にはどんな種類があるのか、取得するメリットや難易度なども知りたいところです。
ここでは、コーヒーに関する資格の概要や、人気の高いおすすめの資格などについてご紹介しています。コーヒーの資格取得をおすすめしたい方についても解説していますので、カフェ開業やコーヒーに関する資格について調べる際の参考となる内容となっています。
目次
コーヒーの資格とは
コーヒーの資格とは、どのような知識を問われるものなのでしょうか。出題される一般的な内容や資格の種類などについて解説します。
コーヒーのいれ方や豆の違いなどについて出題される
コーヒーはいれ方や飲み方によって味が異なるほか、コーヒー豆の産地、焙煎や挽き方などさまざまな違いがあります。
コーヒーに関する資格では、こうしたコーヒー豆が産地ごとに持つ味わいの違いやコーヒーのおいしいいれ方などに関して出題されるのが一般的です。
コーヒーの資格に種類はある?
代表的なコーヒーの資格は10種類ほどあり、すべて民間資格となっています。比較的難易度が低めの資格もあれば、国際的に認知度が高く、比例して難易度も高めとなっている資格もあり、受験資格や出題範囲もさまざまです。
どの程度受験対策に時間を取れるのか、資格取得にメリットがあるかなども考慮しながら、自分に合った資格を見つけてチャレンジしてみましょう。
コーヒーの資格取得のメリット
コーヒーの資格を取ることに向いているのはどのような方なのでしょうか。資格を取ることでどんなメリットがあるかについても見ていきましょう。
コーヒーに関する正しい知識を身につけたい
ただ趣味としてコーヒーを楽しむだけでなく、専門的な知識や正しい情報を身につけたいと思う方は、コーヒーの資格取得に向いています。
コーヒーの資格の中にはかなり難易度が高く、受験対策必須の資格も多くなっています。何か打ち込めるものを探していて、本格的にコーヒーについて学ぶ熱意があるなら、コーヒーの資格取得を目指すことでモチベーションが保てるでしょう。
カフェや喫茶店の開業を検討している
コーヒーの資格がなくてもカフェや喫茶店を開業することは可能ですが、資格を取得することが大きなメリットとなる可能性があります。
カフェ店内に資格の証明書などを掲示したり、カフェのホームページに経歴として記載したりすることで、提供するコーヒーのクオリティについて信頼を得やすくなります。
お客様からの質問にも的確にアドバイスができるうえに、店舗のメニューや商品開発にも役立つでしょう。
カフェオーナーとしてのメリットだけでなく、コーヒーに関する講師として活躍できる可能性もあります。
コーヒーに関わる店舗や企業で働きたい
コーヒーに関わる店舗や企業への就職を希望する場合にも、コーヒーの資格を取得していると良い自己PRになるでしょう。
コーヒーやコーヒー豆の販売店、チェーン店のカフェ、飲食店店長などのほか、料理教室やコーヒーマシンのメーカーなど、幅広い業種でコーヒーの知識を武器にすることが可能です。
コーヒーに関する熱意を資格取得というわかりやすい形で伝えることができるうえ、自信にもつながるでしょう。
他の資格と併せて経歴の1つにしたい
コーヒーの資格は難易度が低めのものもある反面、受験対策が必須の難関資格も多く、講習の受講や受験対策などが必須となります。
比較的取得が容易なコーヒーの資格を目指す場合は「野菜ソムリエ」「チョコレートマイスター」など、他のフード系資格と併せることでオリジナリティや強みとして活かすことも可能です。
主なコーヒー資格
コーヒーに関する資格のうち、主な資格を以下に5つピックアップしてご紹介します。
J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター検定
全日本コーヒー商工組合連合会(J.C.Q.A)が認定しているコーヒーインストラクター検定の資格です。
3級から1級まであり、3級は講座を受講すれば資格が取得できます。2級までは受験資格も特になく、受講料も比較的安価であるため、比較的取得しやすいコーヒーの資格ですが、1級は難易度が高く合格率も低い難関資格となります。
それぞれの費用と受験資格は以下の通りです。
3級:講習料1,500円(別途費用がかかる場合あり)受検資格:なし
2級:講習料22,000円 テキスト代4,000円 受検料5,000円 受検資格:なし
1級:講習料37,000円 テキスト代4,000円 受検料10,000円 受検資格:2級保持者
※2023年3月掲載時点
1級と2級は講座、試験のそれぞれに学科と実技が含まれます。コーヒーインストラクター1級からさらに上位のコーヒー鑑定士を目指すことも可能です。
J.C.Q.A認定コーヒー鑑定士
全日本コーヒー商工組合連合会(J.C.Q.A)が認定しているコーヒーインストラクター検定の上位資格です。
コーヒーインストラクター1級の保持者であることが受験資格となっており「商品設計」「生豆鑑定」「品質管理」の3つの試験全てに合格する必要があります。
費用は1講座40,000円、1試験10,000円で、3つ全て受講・受検した場合の費用は150,000円です。
※2023年3月掲載時点
2022年度の合格率は合格率4.4%と非常に難関の資格ですが、取得できればコーヒーに携わる仕事で大きな武器となるでしょう。
Qグレーダー
スペシャルティコーヒー協会(SCA)がさだめている資格で、スペシャルティコーヒーの評価や認定に関わることのできる希少な資格です。
日本国内での資格保有者は300名ほどしかおらず、大変難易度の高い資格ですが、コーヒーの知識はもちろん、味や香りなど、コーヒーに関する知識を専門的に学べる資格となっています。
コーヒースキルズプログラム
スペシャルティコーヒー協会(SCA)が主催している資格で、日本ではバリスタトレーニングラボ東京が管理運営を行っています。
SCAJが日本国内のスペシャルティコーヒー協会であるのに対し、SCAは世界的なコーヒーの協会で、コーヒースキルズプログラムも国際的な認知度が高く、難易度も高い資格の1つです。
コーヒーに関する5つの専門分野にそれぞれ3つのレベルがあり、各レベルごとに一定の単位を取得すると資格も取得できる仕組みとなっています。
プログラム内で合計100ポイントの単位を取得すると「SCAコーヒースキルズディプロマ」の学位が授与されます。
バリスタとして就職する際、世界中で履歴書に記載ができるグローバルな資格の1つといえるでしょう。
JBAバリスタライセンス
日本バリスタ協会(JBA)が主催している資格で、JBAの主催する講義を受講し、ライセンス試験に合格すると取得できます。
レベル1から3まであり、レベル1のライセンス保有者がレベル2を、レベル2保有者がレベル3を受験可能となる仕組みです。
それぞれにかかる費用は以下の通りです。
レベル1:受講料37,000円 ライセンス受験料15,000円 登録料15,000円
レベル2:受講料50,000円 ライセンス受験料20,000円 登録料15,000円
レベル3:受講料60,000円 ライセンス受験料25,000円 登録料15,000円
ライセンスの取得には、現在バリスタとして働いているか、コーヒー関連の仕事に就いていてエスプレッソコーヒー抽出の経験があるといった要件を満たす必要があり、未経験者は受講できないため注意が必要です。
コーヒーを知るきっかけとしてセミナーを受けてみよう
いきなりコーヒーの資格取得を目指すのはハードルが高いと感じる方には、コーヒーを知るきっかけとしてコーヒーセミナーを受けてみてはいかがでしょうか。キーコーヒーのコーヒーセミナーでは、初級者向け以外にもインストラクター2級レベルの知識が身に付くスキルアップセミナーなどをご用意しています。
自分の知識に合わせて選べるコーヒーセミナーへ、お気軽に参加してみてください。
※セミナーへ参加しても資格がとれるわけではありません。
コーヒーの資格を取得してコーヒー専門家としての知識を究めよう
コーヒーに関する資格は10種類ほどあり、すべて民間資格です。比較的難易度の低い資格もありますが、そのほとんどは受検対策が必要なものばかりで、難易度も高い資格が多くなっています。
最初はコーヒーセミナーなどへ参加して、本格的にコーヒーについて学びたいと思ったら資格取得を目指してみましょう。
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