【業態別】提供するメニューとコーヒーとの相性を解説
喫茶店やカフェ、ホテルなど、業態によって王道とされるメニューは微妙に異なります。コーヒーを提供する場合、よく注文されるメニューと相性の良いコーヒーを選ぶことで、コーヒーとメニュー双方のおいしさを高めることが可能です。
ここでは、業態別に王道とされるメニューや、それぞれのメニューと相性のよいコーヒーについてわかりやすく解説しています。
「和食や中華に合うコーヒーを知りたい」「メニューと相性の良いコーヒーを選びたい」といった際の参考として役立つ内容となっています。
目次
業態別に見る王道メニュー
「カフェ」「喫茶店」「ホテル」など、業態ごとにイメージされる王道メニューについていくつかピックアップして解説します。
喫茶店
さまざまなカフェや飲食店が台頭する中で、昭和レトロな雰囲気の純喫茶や喫茶店は近年更に人気となってきています。
昔ながらのナポリタンやカレー、トーストのモーニングセットやサンドイッチなどが喫茶店の王道メニューとして挙げられるでしょう。
喫茶店の定番メニューとこだわりのコーヒーを、落ち着いた空間で楽しむスタイルが喫茶店の定番となっています。
カフェ
カフェといえば洋食やスイーツをメインに置き、比較的若い世代向けにトレンドを意識したメニューを提供するスタイルが一般的ですが、近年ではさまざまなコンセプトのカフェも増えてきています。
洋食だけでなく、中華や和食、アジアン料理やスパイスカレーなど幅広いジャンルからメニューを提供しているカフェも多く、トレンドを意識しつつオリジナリティを出すのが近年のカフェの王道といえそうです。
本来「カフェ(café)」とは、フランス語でコーヒーを意味する言葉でもあります。カフェでドリンクメニューを提供するなら、コーヒー選びにもこだわってみましょう。
ホテル
ホテルには幅広い年齢や国籍の方が様々な目的で訪れるため、提供されるフードの種類も幅広くなります。サンドイッチやイタリアン、スイーツのほか、中華料理や和食などが提供されるケースも多いでしょう。セレモニーやビジネスでの利用なども想定される場合に一定のクオリティが求められる点も、ホテルの王道メニューに欠かせないポイントといえます。
それぞれのフードと相性のよいコーヒーを選定するのはもちろん、コーヒーだけを楽しむシーンも想定して準備することとなるでしょう。
イベント
フェアやフェスティバルなどのイベントでは、屋外でも食べやすいメニューが中心となります。
王道メニューとしてはフライドチキンやクレープのほか、餃子や小籠包などの点心、ケバブサンドなども人気です。
限られた設備とスペースの中で販売するため、メニュー提供時はイベントならではの工夫が必要となるケースもあります。特に屋外やテーブル席のないイベントでは、お待たせし過ぎないタイムパフォーマンスも求められるでしょう。コーヒーの販売も行うことでフードメニューのクオリティが高まったり集客に繋がることが想定されるため、積極的に準備しておきたいところです。
サービスコーナー
ランチタイムやテイクアウト、ドリンクバーなど、フードやドリンクを提供するシーンは数多く存在します。当初はフードのみを想定していても、コーヒーなどを販売することで売上増につながるだけでなく、利用するお客様の満足度も高まります。
せっかくコーヒーを提供するなら、お店のメニューと相性のよい組み合わせを考慮することが大切です。お互いのおいしさを引き立て合うメニューとコーヒーの組み合わせについて、以下でさらに詳しく見ていきましょう。
【業態別】コーヒーと相性のよい王道メニューの組み合わせ
コーヒー自体を楽しむ提供方法はもちろん、一緒に食べるフードメニューとの相性を考えて選ぶことも大切です。
上記で挙げた喫茶店の定番メニューから「ミックスサンドイッチ」「ナポリタン」「カレー」「スイーツ」「洋食」「中華」などを挙げ、それぞれにコーヒーと相性のよいポイントや組み合わせなどについて解説します。
ミックスサンドイッチ
喫茶店やホテル、ランチボックスなどで提供するミックスサンド。ハムや卵にトマト、レタスなどがバランス良く取れるうえ、挟み方を工夫すれば切り口の見た目も華やかに仕上がる人気メニューの1つです。
コーヒーとの相性も抜群で、ミックスサンドイッチに入れた野菜のフレッシュさが、コーヒーのすっきりとした酸味とよく合います。
またハム、チーズ、マヨネーズなどの塩味が、コーヒーの苦みを和らげてくれるため、普段コーヒーを飲まない方にもオススメできる組み合わせです。
ミックスサンドイッチにおすすめのコーヒーはこちら
ナポリタン
純喫茶やホテルのほか、カフェでも提供されることの多いナポリタン。昭和時代に愛された日本独自のパスタ料理として知られており、近年のレトロブームで人気が再燃しているメニューでもあります。
ナポリタンに使われたトマトの甘酸っぱさや熱を通した玉ねぎの甘さは、コーヒーのフルーティーで柔らかな口当りとぴったりです。
ナポリタンにおすすめのコーヒーはこちら
カレー
ひとくちに「カレー」といっても、家庭で作られるカレーや欧風カレー、本格的なスパイスカレーなどさまざまな種類があります。
カレーとコーヒーの相性を考える場合、ポイントはスパイシーさです。カレーに含まれるスパイスとコーヒーのスパイシーさは、カレーの種類を問わず非常によく合います。また、コーヒーの独特な苦みやコクがカレーの味わいをさらに引立てるため、とても相性のよい組み合わせといえるでしょう。
カレーにおすすめのコーヒーはこちら
スイーツ
スイーツメニューも種類が豊富ですが、甘いスイーツとコーヒーの持つ苦みやコクは相性がよく普段からコーヒーとスイーツを一緒に楽しむ方も多いと思います。
フルーツタルトやショートケーキなどフルーツを使ったスイーツは、柑橘系の果実やさわやかな酸味系のコーヒーとよく合います。
フルーツを使ったスイーツにおすすめのコーヒーはこちら
また、チョコレートのような風味がある深めのコーヒーには、ガトーショコラやモンブランなどがよく合います。
チョコを使ったスイーツやモンブランにおすすめのコーヒーはこちら
洋食
グラタンやハンバーグ、ステーキなど、ジャンルとしての洋食は濃厚なソースや肉の脂身を多く使ったボリュームのあるメニューが多いのが一般的です。
洋食と相性のよいコーヒーを選ぶ際には、洋食の持つボリューム感に負けないものを選ぶのがポイントです。
焙煎度合が深めで、スモーキーでスパイシーな余韻を伴うコーヒーを選べば、洋食とコーヒー双方のおいしさを引き立て合うことができるでしょう。
洋食におすすめのコーヒーはこちら
中華
醤油や野菜を多く使う中華料理は、洋食に比べると和食に近いテイストがあるものの、多くの油分を使うため和食よりボリューム感のある食事となります。
中華料理に合うコーヒーを選ぶ際には、口の中がさっぱりするような、ジューシーなコーヒーがぴったりです。点心などの場合、食間に飲むコーヒーが良いリセットとなり、次の一口も素材の味わいをしっかり楽しむことができます。
中華におすすめのコーヒーはこちら
和食
洋食や中華料理に比べると油が控えめで、素材の味わいを活かした味付けとなる和食。コーヒーを組み合わせる場合は、透明感のあるまろやかな味わいのコ―ヒーが合います。
まろやかさの中に感じる繊細な甘さやほのかな苦み、酸味などをじっくりと味わうことで、和食とコーヒーがもたらす最高のマリアージュを完成することが可能です。
和食におすすめのコーヒーは「氷温熟成珈琲」。
粉タイプはこちら
豆タイプはこちら
メニューとの相性や組み合わせも考えてコーヒーを選ぼう
フードメニューの提供は飲食店だけでなく、喫茶店やカフェ、ホテル、イベントなど、さまざまな業態が想定されます。その業態やシーンごとに提供するメニューは異なりますが、喫茶店ならミックスサンドイッチやナポリタン、ホテルなら洋食や中華など、提供されることの多い王道メニューが存在します。フードと一緒にコーヒーを提供する場合、どちらのおいしさも引き立て合うような相性のよい組み合わせを知っておくことが大切です。
業態によってどんなメニューを提供するか、そのメニューにはどんなコーヒーが合うかの基本を押さえて、満足度の高いメニューづくりを実現しましょう。
キーコーヒー 業務用関連コンテンツはこちら
開業支援システム、コーヒーセミナー、キーコーヒーの飲食向けサービスなど、法人の皆様に向けたサービスをご紹介します。
キーコーヒーへのご相談・お問合せはこちらあわせて読みたい!オススメ記事